世話を焼きたくなるあの子は陰キャで引き籠りでコミュ症です ６！

引き籠りと初夏 ページ7

そして時は経ち・・・((

生徒「Aせんせー！！」

『ど、どうしましたか？』

生徒「今日出された課題なんですけどー」

プロデュース科の臨時教諭という立場にも少し慣れてきた

―――――

『きょ、今日からプロデュース科の臨時教師を務めますっ、倉持Aです。宜しくお願いします・・・！』

全く知らない場所では無かったけど自分とそう年も変わらない人達に向かって教師面するのはいかがなものなのか？とか色々と考えてしまいましたが

生徒「先生は彼氏さんとかいるんですかー？」

『えぇっ！？かか、彼氏だなんて・・・えっと、いません』

生徒「嘘！？先生モテるでしょ？」

―――――

なんやかんやで生徒の方から話しかけてくれるので舐められたりはしてないと思う、多分
それにあこちゃんやあんずちゃんもいるし

それに一カ月も経てばP機関の仕事にも慣れてきた
通常業務は学生の頃とそう変わらないのだけど
書類仕事が格段に多くなった
学生の時の勉学とほぼ同等の書類の量を毎日消化しなくてはいけない

でも天祥院くんはアイドルをしながらも書類仕事をして、なんならビルの管理までやってのけちゃってる訳だから一従業員の私がここで弱音を吐く訳にも・・・

『つ、疲れた・・・』

ニキ「お疲れ様です！で、注文したから揚げ定食です。ごゆっくりどうぞ〜。あれ？姐さん確かプロデューサーさんですよね？」

『え、えぇっと・・・そ、そうですね・・・』

ニキ「やっぱり！なんか見たことあるなー！って思ってたんスよ〜俺、椎名ニキって言います！」

『はぁ・・・』

聞いたことありそうでなさそうな名前
プロデューサーだって知ってるってことは彼もなにかしらの社員？

ニキ「お願いです、アイドルを辞めさせてください！！」

『ふぇ？』

ニキ「だから！俺を解雇して下さいって言ってるんスよ！」

『はぁ・・・？』

えっと

勝手に辞めればいいのでは？
違うのかしら？

ニキ「俺としては料理人一筋でやれればいいのに燐音くんが、あ、燐音くんって言うのはヒモなんスけど。あ、ヒモって言うか・・・ヒモであってるか。それで・・・ぁあ！すんません！まだ話したいことたくさんあるんスけど、ちょっとお店が混んで来たもんだから・・・またあとで！！」

『あ、はい・・・』

え？

『なんか、嵐みたいな人だったな・・・』

それにしてもから揚げ定食美味しいな・・・

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