世話を焼きたくなるあの子は陰キャで引き籠りでコミュ症です ６！

王様と忘れられない事　ちょいピンクっぽい？ ページ2

レオside

フィレンツェにて

泉「最近れおくん絶好調だねぇ。よかったじゃん、作曲家としてもアイドルとしても成功して。俺はまだ成果出ないしさぁ、まぁそう簡単に結果は出ないことは知ってたけどちょっと今挫けそうかも・・・」

レオ「んー？」

泉「ていうか有名な音楽家の人に食事に誘われたんだって？どうして行かなかったの？」

レオ「えー？」

泉「ちょっとれおくん！相槌が雑！どうしたの、まだ時差に慣れないの？」

レオ「電話かかって来ない・・・」

泉「電話？なんかのオーディション？」

レオ「Aから・・・」

泉「電話するって約束したの？」

レオ「寂しかったら電話してもいいぞって言った・・・」

泉「それじゃあ電話してこないでしょ。ふぅん、れおくんの心にAがいるのは離れてても同じなんだねぇ。だから食事断ったの？」

レオ「それもあるし約束した」

泉「約束？」

レオ「俺はフィレンツェに行っても絶対に外で落書きをしないし変な人に騙されない。ハニートラップにも引っかからないし飲酒もしない、恋人も作らないしご飯もしっかり三食食べて、規則正しい睡眠を取るように頑張るからAも同じ約束してって・・・」

泉「ちゃっかり恋人作るなって言ったの！？一歩間違えたら何様？って感じだよぉ？」

レオ「いつ日本帰れるのかな、きっと集収あるよなぁ・・・」

泉「あるんじゃない〜？あ、俺ちょっと仕事で遅くなるからご飯先に食べててね。れおくんオムライスくらい作れるでしょ？」

レオ「オムライスか・・・」

泉「ちょっとれおくん！最近ほんとポンコツになってない！？」

レオ「あのねセナ、呆れないで聞いて欲しいんだけどさ。卒業した時にAと夢みたいな時間過ごしたって言ったじゃん？」

泉「桜の花びら掴みあいっこってやつ？」

レオ「そう。その時にさ、春風がぶわぁ〜って吹いてきてあの、そのさ・・・見えてしまったんですよ・・・」

泉「何が？」

レオ「・・・つ」

泉「え？ちょっと聞こえない」

レオ「Aの！！！パンツ！！！」

泉「あっそう」

レオ「反応薄すぎないか！？」

泉「なに、じゃあれおくんは興奮して欲しいんだ」

レオ「やっぱダメ！そのままでいいです！」

泉「それでAの下着がどうしたって？」

レオ「それがですね、思った以上にその、えっちなやつで・・・」

泉「はぁー・・・」

レオ「そんなため息つかないで！悲しくなる」

泉「悲しくなってんのはこっち！」

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