引き籠りの苦手なもの ページ32
レオside
なんとか電車に乗ることができた
椅子には座れなかったものの、そこまで混んではいない
ナルは夢の山だから夢ノ咲学院前駅から雪月花駅を通り過ぎた駅で降りてまた違う電車に乗る
オバチャンは俺とあいつと同じ雪月花駅で降りてバスに乗る
俺は駅から少し歩けばつく
あいつは、どうなんだろ
聞いては見たいけど名前を呼ばなくてはならない
名前、倉持A
Aちゃん?Aさん?Aたん?
たん呼びははルカたんだけだ
流石に呼べない・・・
逆に呼んだとして引かれる気しかしない・・・
嵐「Aちゃん先輩の好きな食べ物ってなにかしら?」
『そ、そうですね・・・しゅ、シュークリームとかでしょうか・・・?』
嵐「シュークリーム!美味しいわよね!」
『あと、抹茶とかチョコレートとか。甘いものが好きですね』
嵐「甘いものは正義よね♪今度繁華街に行かない?美味しいシュークリーム屋さんがあるのよ」
『い、行きたいですが・・・行けるでしょうか・・・』
嵐「大丈夫よ、アタシが付いてるから♪」
ナルは凄い
もう出掛ける約束してるし
嵐「王様?何百面相してるの?」
レオ「してたか!?」
嵐「してたわよォ、折角一緒に帰れることになったんだからちゃんと話しなさい!」
そうしないとほら
嵐が目で視線を送る先は
あいつとオバチャンが仲良さそうに話してるところで
嵐「Aちゃんはちゃんと手を繋いでいないとどっか行っちゃうわよ」
レオ「ナル、それってどういう―――」
「次は――駅、―――駅」
俺の声は駅員のアナウンスによって掻き消されてしまった
駅員のアナウンスが流れると電車が止まる
たしか次の駅は結構大きかったな、なんて考えてたら
一気に人が乗ってきた
『ひぇっ』
あいつの悲鳴が聞こえたと思ったらもう見えなくなっていた
つむぎ「Aちゃん!?」
嵐「Aちゃん先輩!?」
ナルが言ってた事って言うのはこう言うことだったのか
つむぎ「月永くん、Aちゃん捕まえてきてもらっていいですか?多分月永くんくらいじゃないとこの人混みで動けそうにないですから」
レオ「分かった」
確かこのへんあたりまで流されたはず
辺りを見渡してもあいつらしき人はいない
電車が揺れて足元がふらつく
早く見つけないとまた何処かに流されてしまうかもしれない
焦りで吊革に汗がにじむ
目を凝らしてもう一度ゆっくり探してみる
いた
ドアの隅っこに蹲るような形で
ゆっくりと近づく
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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ほたる(プロフ) - 翡翠さん» レオくんが初々しかったらきっと可愛いだろうな〜っていう衝動的な感じで書き始めたのでそう言ってもらえてとても嬉しいです!(*´▽`*) (2019年4月15日 0時) (レス) id: 5acfd935f4 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - ほたるさん» 推しが初々しくて可愛かったです(遺言)追伸:推しはレオぴです(*´・ω・`)b (2019年4月15日 0時) (レス) id: 557ad2f8ef (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます!!翡翠さんはこのお話以外にもコメントしていただいていたので凄く嬉しいです!更新頑張ります!! (2019年4月7日 15時) (レス) id: 5acfd935f4 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 主人公ちゃんが凄く可愛かったです。私もコミュ症なので凄く主人公ちゃんの気持ちがわかりました。これからも更新頑張ってください! (2019年4月6日 16時) (レス) id: 557ad2f8ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほたる x他1人 | 作成日時:2019年2月13日 22時