第5話 ページ6
赤葦「それより、早くゼリー食べちゃいなよ」
そう言った赤葦くんは、私の返事も待たず
私の手を取り、スプーンとゼリーカップを持たせた
赤葦くんの手、熱い……
赤葦「今日は先輩が病院に来るから、その案内しないと」
A「そっか」
そんな大事な用事があったのに
わざわざ私の所に寄ってくれたなんて
自惚れちゃうな
A「そんなに急ぎなら、もう行ってもいいよ」
ゼリーも食べ終わったし、と空になったカップを見せた
A「先輩って、この前言ってた主将さんでしょ?」
確か全国で5本の指に入るエースって言ってた
そんな大事な人が病院って事はバレーボールで怪我でもしたのか
はたまた風邪か……
どちらにせよ、早めに病院には言った方がいい
赤葦「そう言う意味で急かしてないよ」
A「え?」
赤葦「今日はAと居れる時間が少ないからってこと」
胸がキュッと締め付けられた
今、私は誰かに必要とされている
これほど幸せなことはない
体温が異常な速度で上がる
きっと私は、さっきの赤葦くんよりも……
赤葦「赤いよ?」
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津久野@おかん - 遅くなったけど、見にきたよー。赤葦くん...かっこいい (2014年12月12日 20時) (レス) id: 1f8c85daf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆば太郎 x他1人 | 作成日時:2014年12月5日 1時