Chapter 27 【雪那々】 ページ28
「……置いて行ってください。」
バステンさんは少し微笑みながら言った。
「そうすれば、その少女は満足してともさんたちを解放してくれるかもしれませんし。」
「でも、仲間を見捨てるなんていやd」
「今はそんなこと言ってる暇はないでしょう?ずっとここにいたらみんな爆発させられて終わりなんですよ?」
バステンさんは少し声を荒げて、言った。
確かにここにいれば危ない。でも、何かこれを外す方法があるかもしれない。
それを言おうとした時、ソーラが言った。
「絶対に見捨てません。バステンさんのこと。…ともさんたちがここから出て行ったとしても…私はここから出ません。」
震える声で、それでも確かな声で言った。
「ソーラ… / ソーラさん…」
「ソーラさん、お願いします。あなたも…この部屋から出てくだs」
「嫌です!」
出て欲しいとお願いするバステンさんに向かってソーラは声を上げて言った。
「私はここから出ません。…もし、バステンさんがもう爆弾解除を諦めているのなら…ともさん。残り時間は私とバステンさんの最期の時間にしても…いいですか?」
その目は真剣で、一言も嘘をついていない。
もうタヒぬ覚悟ができてるっていうの?
いやだ…仲間を同時に2人も失うの?
そんなの…いやだ…
「僕は…もう出ます。」
「!?…アイク…さん?」
アイクさんは俯きながら、震える声で言い、ドアを開けて外へ出た。
なんで?仲間を見捨てるの?
「俺も…もう出ます。」
「!?…鳥ちゃんまで…なんで?」
「………」
鳥ちゃんも目をそらしながら部屋の外へ出た。
「俺も…出る…」
「watoさん…も?」
watoさんは背を向け、一度だけ振り返ってすぐに部屋の外へ出た。
「「ともさん。」」
「!!」
「お願いです。」
「私からも、お願いします。」
………………
「わかった…ごめんっ…」
俺も他の3人のように外に出ようとした時、後ろから最期の声が聞こえた。
「「必ず生きてください。」」
その言葉に思わず後ろを振り向くと、
笑顔で泣いているソーラとバステンさんがいた。
ーーー
長いです…申し訳ないです…
私も書くのに1時間かかりました笑
即興で書くのは難しい。うん。
ともさんの心の中の『………』の部分はともさんの複雑な気持ちの部分を表しています。
どんなことを考えていたのか、考えながら読んでいただけると私は嬉しいです。
博、後は頼んだ!
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雪那々(プロフ) - ハカタさん» すみません…博が直してくれたそうです…ご指摘ありがとうございます。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: 6aeb77ce64 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - ハカタさん» ハカタさんいつもありがとうございます!そーですね、時間かけて良いの書こうと思います(ノ´∀`*) (2018年8月26日 9時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - 作品に時間をかけるというのはとってもいいことだと思います!私なんて15分ぐらいで考えてまた最終的に書き直すというアホみたいなことしてますから...更新楽しみに待ってます! (2018年8月23日 20時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - 雪那々さん» そしてお前は何を言っとるんや……w (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - もちづき@さん» うええええええ!!!??ありがとうごぜえやす(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァ (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:博@・雪那々 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=conect1016
作成日時:2018年8月9日 13時