検索窓
今日:14 hit、昨日:22 hit、合計:17,805 hit

Chapter 26 【博@】 ページ27

赤髪のともside


少女が影のように消えたあと、俺達はバステンさんを見て絶句していた。


あの少女が消えてからというもの、時間が表示され、少しずつ進んでいる。時限爆弾だと思っていいだろう。

バステンさんはまだ目を覚ましておらず、取り敢えず俺とわとさんでバステンさんの縄を解いた。


「ど、どうすればいいの……?」

ソーラが震えた声で呟く。

このままではバステンさん諸共爆発するだろう。
それだけは絶対に避けなければ。

残りの人たちも心配だけど、今は爆弾の解除を優先した方がいいように思われた……。

しかし、解除の方法もわからない上、下手にガチャガチャと触り爆発されては元も子もない。


つまり、何も手出しができない状態だ。


「あの人、楽しませれば何とかとか言ってましたよね……」

アイクさんがボソリと言った。

「そうやけど……その方法がわからんやろ?でもショーがナンタラとか…」

わとさんが渋い顔をして腕を組んだ。


つまりアイツが言ってるのは、バステンさんを救うには誰かを殺せってこと?


「……そんなこと出来るわけないよ…!けど、このままじゃバステンさんが……」


俺は拳をぎゅっと握りしめて、壁を殴った。


それにもし俺達が誰かを亡き者にしたとしても、バステンさんを助けてくれる保証はない。

「なんで……こんな…」

わとさんが膝に顔を埋める。



バステンさんを救う方法を必死に探す。

それとも…

誰かを……亡き者にして助けてもらう方向に賭ける。

でもそんなことは微塵もしたいと思わない。


バステンさんを救う方法を探そうとしていると、うめき声が聞こえた。


「……っ、ん?ここ、は?」

どうやら目が覚めたようで、俺達は躊躇しながらも、今の状況を伝えた。


バステンさんは一瞬驚いた顔をしながら首の爆弾を見遣り、周りを見渡して、そして微笑んだ。


「ともさん、この部屋、鉄できてるみたいです。

……言いたいこと、分かりますか?」

察した俺の顔を見ながら、バステンさんは告げた。


「……置いて行ってください」

ちょうど、首の爆弾が残り30分を切った時だった。



_____________

展開に何分悩んだと思ってんじゃ(ノ・д・)ノ
(謎ギレ)

ゆき、後は頼んだっ!キラッ☆(ゝω・)V

Chapter 27 【雪那々】→←Chapter 25 【雪那々】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
20人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雪那々(プロフ) - ハカタさん» すみません…博が直してくれたそうです…ご指摘ありがとうございます。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: 6aeb77ce64 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - ハカタさん» ハカタさんいつもありがとうございます!そーですね、時間かけて良いの書こうと思います(ノ´∀`*) (2018年8月26日 9時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
ハカタ(プロフ) - 作品に時間をかけるというのはとってもいいことだと思います!私なんて15分ぐらいで考えてまた最終的に書き直すというアホみたいなことしてますから...更新楽しみに待ってます! (2018年8月23日 20時) (レス) id: 05436ab3ab (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - 雪那々さん» そしてお前は何を言っとるんや……w (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)
博@(プロフ) - もちづき@さん» うええええええ!!!??ありがとうごぜえやす(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァ (2018年8月23日 16時) (レス) id: d43769dbf0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:博@・雪那々 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=conect1016  
作成日時:2018年8月9日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。