No. 93 傘 ページ3
会場から出ると、雨が降っていた。まじか、と呟くと、後ろから声がかかった。
「宮っち!今から笠松サンと食べに行くんスけど、宮っちもどうっスか!?」
後ろを振り返ると、笠松さんと傘をさして立っている、りょー君が居た。
「いいの!?じゃあ、お邪魔しようかな。傘忘れたから入れてー」
整えた髪が乱れないように走り、りょー君の傘に入る。
「じゃあ行くか」
笠松さんのその一言で、私達は(どこに行くか知らないけど)歩き出した。え、待ってどこ行くの。え。
「りょー君、どこ行くの?」
「お好み焼き屋っスよ」
「看板がローマ字の所?」
「ローマ字?」
お好み焼き屋、という事はわかったが、どこのお好み焼き屋かは判明しなかった。ローマ字もわからないとは、コイツ。社会に出れるのか。
相変わらずのりょー君の馬鹿さに呆れながらも、笠松さんの後をついて行った。
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花粉の苺愛(プロフ) - 呪いの人形少女さん» 有難うございます!ごめんなさい、一応そういう表現はしたと思い…ます。夢主が特別とか、そういうのではないです決して!!!そう、決して!!申し訳ありません、すぐに編集させていただきます!ご指摘有難うございます (2016年5月8日 14時) (レス) id: 5c6a76e93d (このIDを非表示/違反報告)
呪いの人形少女 - 面白かったです!最初から見たんですけど、笠松って女苦手じゃないんですか?夢主は特別とかですか? (2016年5月3日 17時) (レス) id: 8d0eaa040b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イア x他3人 | 作者ホームページ:http://uranai.
作成日時:2016年3月3日 21時