【名探偵コナン】愛錠第4錠【安室透/降谷零】 (ページ25)

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第160錠-⑦- ページ25

コナンくんが病室の前で止まり、蘭ちゃんは慌ててコナンくんの元へ向かう

蘭『ちょっとコナンくん！』

コナン『だって僕がカップに毒を塗ったら、絶対外に出ないもん

自分がいない間に勝手にカップを履かれちゃったり

カップの位置やお茶の種類を変えられちゃったら

どれが毒のカップか分からなくなっちゃって大変だから』

確かにコナンくんの言う通りだ

カップの柄が違かったり、ソーサーを使ってたりするなら分かるけど

見たところ紅茶のカップは全て一緒だし、ソーサーも使ってない

小瓶とかに入れてたら今頃見つかってるだろうし

犯人はどうやって毒を入れたんだろう

コナン『だよね、ゼロの兄ちゃん』

考えていると、コナンくんのゼロという単語に反応してしまった

蘭『ゼロの兄ちゃん？』

コナン『安室の兄ちゃん、子どもの頃ゼロって呼ばれてたんだってさ』

安室『…』

安室さんは黙っているけど、きっと分かったはずだ

誰が犯人で、どうやって毒を入れて処理したのかを

安室『…それは、貴方しかいませんよね、高坂樹理さん』

安室さんはそう言うと、自分の推理を話していく

するとコナンくんと目が合い手招きされたので、私はコナンくんに近づいた

A『何？どうかしたの？』

コナン『うん、ちょっと手伝って欲しいんだ』

コナンくんは私にお湯の入った水筒を渡し、そしてコナンくんは紅茶のパックにお湯を淹れる

コナン『うわぁ本当に青いお茶なんだね』

わざとらしくそう言うコナンくん

どうやらトリックの鍵は、ハーブティーの性質をうまく利用したものだった

青いバタフライピーにレモンを入れると、レモンの酸性に反応して色が赤く変化する

この方法を利用して、毒を仕込んだカップに入れたバタフライピーを赤く変化させ

他の人が携帯の写真に気を取られている隙に

赤いお茶を選んで飲んでいた須東さんとすり替えて毒殺した

須東さんのカップとすり替えた後で中に入っていたレモンを取り除き

それにアルカリ性の重曹を入れて再び青色に戻し、それを自分の使っていたカップのように偽る

それができるのは高坂さんだけだった

入院する前から毒を持ち込み、見舞いに来る当日自分のカップに毒を塗り

そしてその容器は部屋の外のどこかに捨てたと推理した安室さん

そして──

コナン『あれれぇ、おばさんの左手の親指赤くなってるよ』

A『(っ！なるほど、そういう事ね…)』

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