【名探偵コナン】愛錠第4錠【安室透/降谷零】 (ページ26)

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第161錠-⑧- ページ26

コナンくんに言われて、高坂さんは慌てて左手を引っ込めた

それが動かぬ証拠だ

私は高坂さんの手首を掴み、左手を見る

高坂『っあ…！』

A『なるほどね、須東さんが使っていたカップに付いた口紅を咄嗟に拭いたんですね

でも口紅や化粧品は簡単に落ちませんよ

なので須東さんの口紅とこの色が一致すれば、動かぬ証拠になります』

高坂『っ…』

安室『まぁすり替えられた須東さんのカップを調べれば、それも証拠になりますよ

大量に重曹が混入されていますからね』

高坂さんの友だちが庇うものの、それを止めたのは高坂さん自身だった

インフルエンザが自分にもうつり、その頃妊娠していた赤ちゃんにも影響したという

そして高坂さんはノイローゼになり、結果流産した

そのインフルエンザは、須東さんが息子さんが

受験のライバルを減らすために向かわせたことが原因だと後日わかり犯行に至った

A『…』

その言葉を聞いて、私は同情してしまった

高坂さんは自分の責任とは言ってはいるけど

でもそこに自分以外の人、家族の事を考えると

A『…ダメですよ』

高坂『え…？』

警部さんに連れて行かれる前に、私は高坂さんの目を見て言う

A『…どんなにつらく悲しい事があっても、人を殺めるのはダメですよ』

高坂『っ！そうですね、本当に…でも、私にはそこまでの強さが無かったです』

高坂さんは悲しそうに笑みを溢しながら言った

強さ、か

私だって強くない、やっと自分の弱さと向き合っている

今まで気付かないふりをしていただけ

弱い自分を守り、平気だと笑っていたけど

本当は変わりたくて、強くなりたくて泣いてばかりだった

まあそれは今も変わらないか

安室『…』

A『…っ！』

安室『っ！…』

考えていると安室さんと目が合った

しかし安室さんから目を逸らされて、何だかそれも虚しく感じた

このままじゃ良くない、今日ちゃんと話をしなくちゃ

私が求めた真実を確かめるために

そう決意し、私はコナンくんたちと一緒に病院を出た

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長らく更新をお待たせしました

皆さん警察学校編と来年の映画の特報映像観ましたか？
私は既に興奮です！安室さんかっこいいぃぃぃぃぃ(//∇//)

5人並んでの警察学校時代の写真とかもう…( ･･̥ )

これからの新情報も楽しみに、そして引き続き小説の更新も頑張っていきますのでよろしくお願いしますヾ(´〇`)