第137錠 ページ2
私は客席に座り、ステージを見る
A『…はぁ』
あんな脅迫文、怖くないと言ったら嘘になる
明後日がライブ本番、何も起きなきゃ良いけど
そう考えてると、蘭ちゃんたちが声をかけてきた
A『見に来てくれたんだね』
蘭『はい!お父さんにお願いして』
園子『Aさんちょーすてきでした!』
A『ありがとう、本番も楽しみにしててね』
楽しみにしている蘭ちゃんたちとは対照的に、コナンくんは落ち着いていた
私に近づき、耳打ちしてきた
コナン『脅迫文のこと聞いたよ、大丈夫?』
A『…まあ怖くないって言ったら嘘になるけど
この日の為に頑張ってきたから、やるしかないよ』
コナン『ったく、じゃあこれ渡しておくよ』
そう言われコナンくんに渡されたのは、ピンバッチだ
デザインはコナンくんたちのとは違うけど
裏側を見ると小さなアンテナとスピーカーも付いていた
コナン『発信機付きのバッチ、何かあった時の為に持ってて』
A『ありがとう、何もないことを祈ってて』
バッチをポケットにしまい、私は再びステージに戻る
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〈コナンside〉
今日はおっちゃんに着いて行き、Aさん、LuNAのライブのリハーサルに来た
目暮警部から電話で、Aさんに脅迫文が届いたと聞いた
さっき話した感じだとAさんは落ち着いていたけど、不安に決まってる
とりあえず、さっきおっちゃんに取り付けた盗聴器で目暮警部たちとの会話を聞く
小五郎『脅迫文から指紋は?』
高木『事務所の受け取り人だけの指紋のみで、出ませんでした』
小五郎『その受け取り人って線も無さそうか』
白鳥『えぇ、事務所の皆さんは何かしら誰かと絡んでの仕事が多く
その日アリバイが無いスタッフはいませんでした』
目暮『外部犯の可能性があると考えてるが、それも難しそうだ、ただ…』
小五郎『ただ、何ですか?』
目暮『LuNAさんとここの会場での間でトラブルがあったらしく、まず…』
目暮警部の会話を聞く
どうやらこの会場の館長と、スタッフの一人とトラブルがあったらしい
蘭に適当に言い訳し、俺は会場の中を周ることにした
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作者名:リイナ | 作成日時:2021年11月2日 12時