第93錠 ページ3
ラジオ放送が終わり、私は帰り支度をする
すると楽屋に出演者の人が来た
『LuNAちゃんお疲れさま！』
LuNA『お疲れさまです』
『今日のLuNAちゃん、落ち込む時が多かったけど何かあった？』
LuNA『っ！…いえ、大丈夫です、すみません迷惑かけえしまって』
『迷惑だなんて！まああまり考え過ぎないで、また来週よろしくね』
そう言って楽屋を出た
はぁ、共演者の人にそう思わせちゃうなんて
落ち込みながら私はラジオ曲を出る
今日はマネージャーは別件の仕事のため帰りは1人
久しぶりに夜風にあたりながら帰ろうと思う
A『っはぁ…』
忘れかけていたことを思い出し、気分は最悪
また痛感されてしまった
少し前のことだけど、もう随分安室さんとは会っていない
もし会えるのなら、あの時どうしてあんなことを言ったのか
でもそれを知ってどうする
それを知ってからでも会い続けることは出来るの？
それが出来る強さはあるのか
A『(ううん、まだそんな強さはない…っ)』
大丈夫だと思っていても、こぼれ落ちた強がり
涙を拭きながら夜の街を歩いていると、後ろから肩を叩かれた
びっくりし涙はひいて、恐る恐る振り向くと
昴『こんな夜に、どうかされたんですか』
A『っ沖矢さ…』
どうしてこんな所に沖矢さんが
どうやらお酒を買いに外へ出ていたそうだ
A『意外ですね、沖矢さん飲むんですね』
昴『えぇ、それより何故泣いていたんですか？』
沖矢さんは私の目元に指を添える
私は咄嗟に沖矢さんの手を払ってしまった
昴『何か気にさわりましたか』
A『いえ、私の問題なので…っ』
昴『…Aさんこの後時間ありますか？』
A『え？別に無いですけど』
すると沖矢さんは行きましょうと言い、手を握られた
人の目を気にする暇もなく、沖矢さんの車へ案内された
助手席のドアが開けられて、つい座ってしまった
昴『夜の景色を見れば少しは気が紛れると思いますよ』
A『っそう、ですね…』
窓の外から見える夜景を見る
眩しいビルの光や星や月、そんな中今日は綺麗な月だ
A『…綺麗な月』
昴『えぇ…それで、どうかされたんですか？』
A『…沖矢さんは大切な人っていましたか』
昴『っ！…えぇ、いましたよ』
A『その人のこと、忘れることって出来ますか
自分を強くするために』
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リイナ(プロフ) - 睦月 蓮さん» コメントありがとうございます！LiSA大好きでライブも行きます笑！ (2021年11月2日 11時) (
レス) id: 6035cdbe01 (このIDを非表示/違反報告)
睦月 蓮(プロフ) - 初めまして！いつもどうなるんだろうってドキドキしながら読んでます。LiSAさん好きなんですね！私も大好きです！ (2021年10月16日 12時) (レス) id: 170d46157d (このIDを非表示/違反報告)
リイナ(プロフ) - みぞれさん» コメントありがとうございます！あたたかいお言葉嬉しいです(´-_-｡`)これからも頑張らせていただきます！ (2021年10月5日 20時) (レス) id: 6035cdbe01 (このIDを非表示/違反報告)
みぞれ(プロフ) - とても面白くてついつい一気に読んじゃいました！更新頑張ってください！これから楽しみにさせて頂きます！ (2021年9月27日 20時) (レス) @page6 id: 976162990d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リイナ | 作成日時：2021年9月26日 15時
