22（ひゅうがside） ページ23
ひゅうが「同窓会？」
やまと「そう、あるみたいだから、バスケ部全員集合な？」
ゆうた「動画はどうすんの？」
やまと「その日のためにストック貯めとく」
『まぁ、一本くらいだし、そんなに詰め込みはしないよ』と笑った
全員集合ってことは、Aも来んじゃん…
行かないとか、無理だよな…
〈同窓会当日〉
みんな囲まれてる中、Aは隅っこの方で料理を食べている
Aのもとへ歩いていった
ひゅうが「何食ってんの？」
「びっくりしたぁ……、囲まれなくて良いの？」
ひゅうが「同窓会で囲まれてもな」
「同窓会じゃなかったら嬉しいんだ」
ひゅうが「そりゃ、そうだろ」
そう言ってAのお皿からお肉を摘んだ
「ぁ」
ひゅうが「(ﾊﾟｸｯ)美味…」
「ちょっと、私の」
ひゅうが「また取ればいいだろ」
「もぉ…」
Aの視線が他のメンバーに向いた
「あつきくんも囲まれてるね、中学の時そんな無かったのにね」
ひゅうが「人気者にはあやかりたいんだよ」
「ふーん」
ひゅうが「……まだ、好きなの？」
「え？」
ひゅうが「あつきのこと」
こんなこと、聞いたってどうしようもないのに…
「ん〜……どうなんだろ」
ひゅうが「…」
「好きは好きだよ？優しいし、空気感柔らかいし」
ひゅうが「……そう」
「なに？」
ひゅうが「いや、いつ告るのかなって思って」
「告らないってば」
ひゅうが「あっそ」
そう言ってグラスを持って、囲まれてるみんなの元へと向かった
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作者名：明希
| 作成日時：2023年9月12日 22時
