ねがてぃぶがここのつ ページ10
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「あ、あの〜、沖田〜」
「んでィ…、朝霧かよ、驚かせやがって」
「えええ、ごめん」
「…お前…、……いや、で、なんの用ですかい」
予想通り、部屋に戻ってうたた寝していた彼。
声をかけるか叩くかで迷って、結局声をかけて起こした。
あと疲れているなら寝かせてあげた方がいいと思ったが、よくよく考えたらそんな訳なかったから普通に起こせた、よかった。
私がこんな感じで声をかけても嫌そうにしないから、怒っていないことは読み取れる。よかった、大事にならなくて、とほっと胸を撫で下ろす。
……ぱちぱちと瞬きを繰り返す彼と一瞬目が合い、何となく気恥ずかしくて俯いてから話を続けた。
「え、ええと、昨日うるさくしちゃってごめん、あとあんな醜態を目撃させてしまって……」
「……あァ……、覚えてたのか」
「うん、あんま酔えないから」
「へえ、知りやせんでした」
何となく、長年の付き合いのおかげで会話が続く。面白い話はできかねるけど。
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ヤマダ電機(プロフ) - 城崎 茉孤さん» 恐縮です…嬉しいお言葉ありがとうございます…!励みになります😭 (1月6日 22時) (レス) id: 7a7cca59ad (このIDを非表示/違反報告)
城崎 茉孤(プロフ) - 好きです…、文字書きとしてはクソみたいな感想投稿しちゃって申し訳ないんですけど、超好きです…。 (1月6日 12時) (レス) @page50 id: 8e9637cb28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヤマダ電機 | 作成日時:2023年12月10日 21時