【沖田総悟】ねがてぃぶがすぎる

ねがてぃぶがいつつ ページ6

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………あ、天井だ。


頭が重いな、なんで……？


…………


…………………昨日ヤケ酒したからか。


そこまで考えて、ゆっくりと視線を机へ向ける。


…………缶ビール、片付けてある。なんで？


…………


…………………


……………………………あ、沖田か。


え、彼、そんなに優しかったっけ。


あとなんか昨日、何か言われたような____



“「………人生、捨てるぐらいなら俺にくだせェ」”



……


…………うん、何かの間違いだろうな、昨日のは。


昨日言われた例の言葉を思い出した途端、急に頭が覚醒し出した。相変わらず痛いけど。


翌朝、最悪な気分で目が覚めた私。いつの間にか布団で眠っていたらしい。


対照に外は晴れやかでますます嫌な気分になった、ほっといてほしい気分なのに、元気になれ〜って言われてるみたいで嫌。


………起きて真っ先に思い出すのは沖田の言っていた事だけれど、多分、あんなプロポーズ紛いのことする訳ないし、なんかの間違いだろう。


だってそれ以外考えられない。私みたいなカスを好きになってくれる人なんていないだろう。


…そ、そもそもあれ、怒ってたんじゃないっけ？やばい、怒っててめちゃめちゃ変なこと口走っちゃったのかもしれない。


そうだそうだ、うん、絶対そう。もうこの話おしまい。後で沖田に謝りに行こう、深夜に騒いでごめん、お隣さんに迷惑だったね、って。


…もうちょっと期待すればいいのに、私って可愛げないな…まあカスだから期待していいわけないし、事実期待するようなこともないんだけれど。


…と本日初めての自虐をかましてから、自分の体調が悪いことに気がつく。


吐き気と頭痛は横になっていても襲ってくる、酔わせてくれなくても体調不良にはしてくれるらしい。クソが。


悪態つきながら、のそのそと布団から身体を起こした。社畜に休みの文字は無い、休んだら仕事も出来ねえのか、って嫌われちゃうかもだし。


……あ、でもやばいかも、吐きそ……。


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