検索窓
今日:104 hit、昨日:59 hit、合計:40,621 hit

ねがてぃぶがよっつ ページ5

.



「…ずび、せっかく、来てくれたのに……こんなんで、ずびっ、ごめんね」

「別に…俺が押しかけてんだから、
お前が謝ることじゃねえ」



心做しか沖田がいつもの100倍優しい。ドン引きしてるだけだったらどうしよう。
沖田が渡してくれたティッシュで鼻をかむ。すみません本当に、一応私上司だし…年上なのに…。


……いい歳して何してんだろ、私。



「早く死にたい………」



口癖のように、呪いのようにいつもの言葉を口にする。下唇を強く噛んで俯いた。


別に誰かに向けたSOSって訳でもなかった、沖田がいるのにこんな事言うなんて信じられないけど。


____ぽつり、と呟いた言葉に、沖田は急に怒ったような顔をして私の肩を掴んできた。


視界がぐらりと揺れて、真正面に彼の顔が急に現れる。


うわあ、顔近、いまお酒飲んでるからやめたほうがいいよ。


…てか、な、なんだ、急に…。


ま、まさか、



「お、おおおこらせちゃった?ごめ、ごめん、そんな変なこと言った??
お願いだから怒らないでぇ……」


「……………」



返事は無い。相変わらずこちらを見据えたまま、感情を読み取ることが出来ない。


バクバクと焦る心臓を押さえつけ、なんとか彼を見つめ返して、しばらくの静寂が訪れた。


…この時の私は酔っていたわけではないけれど、泣きすぎた頭痛と眠気とで意識が朦朧としていた。


けど、次に聞こえた言葉は衝撃的なもので、しっかり覚えている。









「………人生、捨てるぐらいなら俺にくだせェ」









「………………え?」



.

ねがてぃぶがいつつ→←ねがてぃぶがみっつ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
138人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 真選組   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ヤマダ電機(プロフ) - 城崎 茉孤さん» 恐縮です…嬉しいお言葉ありがとうございます…!励みになります😭 (1月6日 22時) (レス) id: 7a7cca59ad (このIDを非表示/違反報告)
城崎 茉孤(プロフ) - 好きです…、文字書きとしてはクソみたいな感想投稿しちゃって申し訳ないんですけど、超好きです…。 (1月6日 12時) (レス) @page50 id: 8e9637cb28 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ヤマダ電機 | 作成日時:2023年12月10日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。