ねがてぃぶがにじゅうはち ページ29
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1度伸びをし、今度こそ目を閉じて寝ようとし始める沖田を見つめる。
………私を大事だと言ってくれた理由は分からないけど。
沖田は私なんかと出かけて楽しいのだろうか。
何にせよ、私に出来ることはできるだけ彼に迷惑をかけないよう頑張ることだ。
わかっていたから、考えるのをやめて私も背もたれに身体を委ねることにする。
「あ〜、つかれた」
「土方さんなんかと仕事してたらそうもなっちまう」
「私の仕事の8割は沖田のせいだよ」
「おかげの間違いでィ、与えてやってんだ」
沖田らしい返事につい笑ってしまった。
……でも私って沖田のこと全然知らなかったんだなあ……。
そこまで考えて、突然、猛烈な眠気と疲労感が私を襲う。
隣に感じる体温と頬を撫でる涼風、私が微睡んでしまうような条件は整っていた。
今日、寝れなかったし……、ちょっとぐらい、いいよね。
そのまま、すっと穴に落ちたように眠ってしまった。
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ヤマダ電機(プロフ) - 城崎 茉孤さん» 恐縮です…嬉しいお言葉ありがとうございます…!励みになります😭 (1月6日 22時) (レス) id: 7a7cca59ad (このIDを非表示/違反報告)
城崎 茉孤(プロフ) - 好きです…、文字書きとしてはクソみたいな感想投稿しちゃって申し訳ないんですけど、超好きです…。 (1月6日 12時) (レス) @page50 id: 8e9637cb28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヤマダ電機 | 作成日時:2023年12月10日 21時