ねがてぃぶがとお ページ11
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……と、そこまで聞いて顎に手をあてる沖田。
首を傾げる私をじっと見ていたかと思えば、再び口を開き_____
「……じゃあ、昨日俺が言ったことも全部、
覚えてるんですかい」
「…………へ、ま、まあ……多分……」
な、なんのことだろうか。
怒ってないならば、昨日のあの言葉にどんな意味があったのか、私には理解し得なかった。
故に言及されても上手に返せないから、イライラさせてしまうかもしれない。
曖昧な言葉で濁しておきたいところだけれど……。
「オイはっきりしろ、朝霧の悪いとこはそういうとこですぜ」
「ぬわあああ、ちかい、ちかいって」
「覚えてんのか覚えてねえのかって聞いてんでィ」
「おおおぼえてます、おぼえてます」
急に距離を詰めてきた沖田につい仰け反ってしまった。近い、やめて、怖いっす。
ひいいい、と情けない声を上げながら床に手を着いた。ぎゅっと目を瞑って息を止める。
まって沖田、これ以上詰めてきたら押し倒されてるみたいになるから。
早まらないで、まだ私を殺めるには早いよ、警察が同士討ちしちゃダメだよ。
うわあどうしよう!?殺される!?やっぱ怒ってたの沖田!?
「だーかーら、…んでそんな鈍いかねェ…」
「ご、ごめん、よくわかんない……あと近い……」
「っち……」
「舌打ち……!?」
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ヤマダ電機(プロフ) - 城崎 茉孤さん» 恐縮です…嬉しいお言葉ありがとうございます…!励みになります😭 (1月6日 22時) (レス) id: 7a7cca59ad (このIDを非表示/違反報告)
城崎 茉孤(プロフ) - 好きです…、文字書きとしてはクソみたいな感想投稿しちゃって申し訳ないんですけど、超好きです…。 (1月6日 12時) (レス) @page50 id: 8e9637cb28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヤマダ電機 | 作成日時:2023年12月10日 21時