二十三話 あけみちゃ(( ページ24
政宗side
「HA!今日も良い天気―…What?!」
『あっ、まさむねさん…？！』
「A―って、何で逃げっ…待てコラァァァァ」
『きゃあああああ』
小十郎(政務)からなんとか逃げて庭を散歩していれば、どうみても天気が良いはずなのに何故か刀が降って来た。
バッと避けて声のするほうを見れば、珍しく未来の着物を着て目を丸くしてるMy sweet honeyあけみちゃ…Aの姿。
刀を拾って妻に近づこうとすると、何故か逃げられ、思わず追いかけた。
「オイッ、何で逃げんだよ！」
『ひいいいいさささ触らないでくださいいいい』
「お前短期間でそんなに俺の事嫌いになったのか！」
『違う！その、私は…ちゃんとま、政宗のこと、す、すきだよ…？』
「……My sweet！」
『うぎゃああああ』
Aをすぐにつかまえた。
こちらに向けようと肩をつかむと、めちゃめちゃ拒まれて内心傷ついた。
嫌いになったのかと問うと、妻は振り向いて俺を見上げて恥ずかしそうに好きだと言った。
あまりにも可愛くて抱き締めた。タメ口が突然すぎて可愛くてもう駄目だ俺。
「で、何でそんな俺に触られんの嫌なん」
『それはちょっと言えないです』
「何でだよォォォォ」
何故嫌なんだと聞こうとすると、食い気味でAに答えられた。
…言えないようなことをしたのか？コイツは。
触られるとダメ＝危ないおクス、リ……
「誰に飲まされたァァァァ！」
『な、何をですかァァァ？！』
「触れられたらダメって、感じちまうってこ」
バチン
『少し頭冷やして下さい』
ガッと両肩を掴んで揺らし、問うた。
それに完全にとぼけるAにstraightに言おうとすれば、笑顔で平手打ちをされた。
『そういえば、刀、政宗さんにとびましたよね？』
「ああ、結構ビビったぜ」
『あれ私デス。すみません―って、あ』
「あ？―五郎八か…」
先程の刀の話。
Aのあまり悪びれていない謝罪も何となく愛しかった。
よく見れば、五郎八が刀の練習中ではないか。
ザっザと勢いよく不要になった案山子を切り捨てていて、凛々しかった。
『いろは…カッコ良い…。いろはーーー！』
「ぬおおおおおおかっ母様？！」
「？！
…俺にも抱きしめさせろォォォォォ！！」
凛々しく美しい五郎八に完全に目をハートにするA。
娘の名を呼んで走り出したかと思えば、なんと抱きついた。
かなり羨ましく思って、気づいたら俺は走り出していて、次には愛しい二人を抱きしめていた。
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ウィスキートリオ - 更新してください (2017年4月8日 1時) (
レス) id: 28c8159213 (このIDを非表示/違反報告)
五郎八 - こんばんは！ 初めまして。奥州に舞い降りたお馬鹿さん、読ませていただきました。とっても素敵な作品だと思います！ つづきが楽しみです♪ (2015年11月11日 21時) (レス) id: 9881b80518 (このIDを非表示/違反報告)
coco@(プロフ) - 篝火さん» 初めまして！コメありがとうございます！奥州に舞い降りた((ryから見て下さってありがとうございます！更新は遅いですが のんびり頑張ります(*´｡･ω･｡`*) (2015年2月12日 7時) (レス) id: 383655f342 (このIDを非表示/違反報告)
coco@(プロフ) - 石田ぎゅ@政就さん» 素晴らしいだなんて…もったいなきお言葉、ありがとうございます！まめまめしてても のんびりお馬鹿に参ります(ﾉ´∀｀*) (2015年2月12日 7時) (レス) id: 383655f342 (このIDを非表示/違反報告)
篝火(プロフ) - こんにちばんわ！BASARAで小説書かせていただいているものです！cocoaさんの奥州に舞い降りたおばかさんから見てます！これからも頑張ってください！！ (2015年2月10日 20時) (レス) id: 5819096baf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cocoa | 作成日時：2014年11月16日 18時
