【黒バス】俺らキセキの世代とは違うんだけど① (ページ10)

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杏色と緑色3 ページ10

【萩本side】

萩本「お疲れ様です」

日向「にしても…ここまで順調とはな…」

正直ビックリ

1年は皆余裕と思っているかもしれないけど、キセキの世代がいるところの試合はそう簡単に突破できない

そしてそれは、天光の師表も…

日向「決勝リーグを経て、選ばれる東京都の代表3校は、ここ10年ずっと同じだ。
“東の王者・秀徳”。“西の王者・泉真館”。“北の王者・正邦”。力が拮抗しているから1位は毎年変わるが、4位以下は寄せ付けない。東京不動の“三大王者”だ」

萩本「寄せ付けないと言っても今回は、三大王者が1位～3位を独占することはない筈です」

飴宮「Aブロックに王者が2ついるから…でしょ？」

日向「ああ。次の五回戦を勝ち抜き、準決勝に進み、更に決勝戦。その決勝で俺達がぶつかる相手は恐らく＿＿＿

______“キセキの世代・緑間真太郎”が加入した“東の王者・秀徳高校”」

福田「けど先輩達も去年、決勝リーグまで行ったんですよね！？」

日向「ま、手も足も出なかったけどな」

先輩達は弱くない

それでも手も足も出ないってことは、緑間君が入った今年はもっと強くなっている筈…

ｻﾞﾜｯ…

相田「口で言うより、実際目にした方が早そうね。特に1年、覚悟しときなさい。今日はすごいもん見れるわよ。今年は特にすごいらしいから。
東京都三大王者の一角、秀徳高校」

コートの入り口を見れば、オレンジ色のジャージを着た大きな集団

その中には、目立つ緑色の髪もいて…というか

飴宮「…人参？」

萩本「だよね」

秀徳高校だ