【黒バス】俺らキセキの世代とは違うんだけど① (ページ28)

今日:6 hit、昨日:7 hit、合計:72,733 hit

緑色と黒色2 ページ28

【萩本side】

試合が始まる直前の円陣を組むと、日向先輩は言った

日向「いやー疲れたー。今日はもう朝から憂鬱でさー。二試合連続だし王者だし、正邦と戦ってる時も、倒してももう一試合あるとか考えるし…。
けどあと一試合。もう次だの温存だのまどろっこしいことはいんねぇ。気分スッキリ、やることは一つだけ！
ぶっ倒れるまで全部出しきれ！」

「「おおっ！！」」

飴宮「…」

おかしい

さっきから、桜太の様子が…

萩本「ねえ、どうしたの？桜太。さっきからおかしいよ？」

飴宮「……なんか引っ掛かるんだよな…それで、嫌な予感がするわ」

え……？

＿＿＿

ピピーッ！審判「整列！」

萩本「…思ったより静かだね、火神君」

飴宮「……あぁ」

審判「それでは予選Aブロック決勝、誠凛高校対秀徳高校の試合を始めます！」

「「よろしくお願いします！！」」

ピーーーッ！ﾊﾞｯ))

ボールが上がり、試合が始まる

まずは誠凛ボール……けど

萩本「速い…！」

飴宮「流石王者だね……マークつくの速い。『第一Qとるには、速攻で一本取らないといけないから早くマークつけ』とでも言われたんだろうね。この一瞬でももうわかった。俺らのバスケスタイルも全て“研究”されてる。杏谷先輩に…」

伊月先輩がパスし、黒子君がボールの軌道を変える

あれは…火神君へのアリウープ…！

降旗「やった先取点！行けー！！」

！！緑間君が追いついてきてる！

緑間「ﾊﾞﾁｨｯ！))」

「「！！？」」

相田「あれをブロック！？」

飴宮「……流石だな…キセキの世代」

両チーム先取点を譲らずに、2分が経とうとしていた

外して取っての繰り返し

飴宮「均衡状態か…まずいな。このまま行くと多分……」

高尾「ﾋﾞｯ))」

緑間「ﾊﾟｼｯ))ｼｭｯ))」

！まさかこの場面で3P打つつもりなの…！？

ｽﾊﾟｧｯ！))ピーーー！！

「「ﾜｧｧｧｧｧｯ！！」」

飴宮「先制点…切らないと流れ持ってかれる…！黒子…」

ループの高い3P

その着弾を見届けるしかない会場、その間に黒子君はただ1人動いていた