【黒バス】俺らキセキの世代とは違うんだけど① (ページ26)

今日:1 hit、昨日:11 hit、合計:72,557 hit

茶色と飴色10 ページ26

【No side】

日向がブザービーターで3Pを決め、逆転勝利した誠凛

津川「なんでだよ！誠凛なんて、去年できたばかりのとこだろ！？練習だって、絶対正邦(うち)の方がしてるのに！！去年なんて、相手にもならなかったのに！！強いのは…強いのは、どう考えても正邦(うち)じゃん！！((岩村「やめろ津川」！だって…！！」

この状況を受け止めきれていない津川を止めたのは主将の岩村

岩村「強い方が勝つんじゃねぇ…勝った方が強いんだ。誠凛(あいつら)の方が強かった。それだけだ」

悔しそうな顔をした津川は、黒子がいる方に歩いて行った

津川「名前教えてよ！」

黒子「え？」

津川「名前！」

黒子「…黒子テツヤです」

津川「覚えとく…絶対忘れないからな…！」

黒子「？…どうも」

茶畑「桜太」

目を伏せながら声をかける茶畑

茶畑「悪かったな、試合中にいきなり怒鳴ったりして」

飴宮「…いえ。またやりましょう」

茶畑「！」

“茶畑はただ、バスケに対して真面目なだけだ”

普通なら教科書全部真似しようとは考えない

勿論最初は誰しも教科書や、コーチから教わった形で練習をする

それでも、それを完璧にやり切る人間は多くはいない

教科書に頼ってでも“藍川”という選手に追いつくために…自分がバスケを教えた、飴宮に追い抜かれないために______

審判「73：71で誠凛高校の勝ち！」

「「ありがとうございました！！」」

正邦高校は予選準決勝敗退、誠凛高校はAブロック決勝進出を決めた

______一方その頃、秀徳高校は…

審判「113：38！秀徳！」

「「ありがとうございました！」」

試合を終えた選手達に、『お疲れ様です！』と声をかけるベンチ選手達

杏谷「お疲れ様です！」

高尾「こっからまた休憩挟んで決勝戦って、どんだけバスケ好きなのよ…俺ら。けどま、良かったじゃん？来たぜ」

緑間「見ればわかるのだよ」

その後緑間は、反対側のコートにいる黒子と火神を見て、うっすらと笑った

.

______茶色と飴色______