【黒バス】俺らキセキの世代とは違うんだけど① (ページ13)

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杏色と緑色6 ページ13

【杏谷side】

杏谷「タオル置いときました！」

宮地「サンキューな」

さっきまで怒ってた人とは別人みたい

顔は超イケメンなんだからもっと優しく生きればいいのに

宮地「おい、なんか失礼なこと考えてんだろ、その顔」

杏谷「バレちゃった？」

宮地「俺先輩」

知らな

緑間「キャプテン。やはり今日、スタートから出してください」

大坪「？占いが悪いから出たくないとか言ってなかったか？」

高尾「旧友に会ってテンション上がっちゃったんだろ？w」

緑間「いつまでも的外れな勘ぐりはよせ。シュートタッチを確かめたくなっただけなのだよ」

いや、違うでしょw

なんでこんなにツンデレなのかな

大坪「…いいけど。監督から許されてるお前のワガママは一日三回までだからな。あと二回言ったらキレっから」

緑間「」

ワガママ許される時点でおかしいと思うけど…

大坪「まあいつも通りシュート決めりゃ文句はないが、占いが悪いなんてクソの言い訳にもなんないからな」

占いが悪くたって落ちないよ

緑間「…落ちるわけがない。今日のラッキーアイテム、クマのぬいぐるみで運勢も補正されているのだから」

そういえば、水樹ちゃん久々に見たな…桜太も

去年の全中観に行ったとは言え、その時は桜太いなかったし

他の人はいても桜太と数名の師表はいなかった

キセキの世代と天光の師表の違い…それは、“頭脳戦の圧倒的なレベルの違い”だ

全国でも常にトップを争う程に偏差値が高い私立の霞ヶ丘中学校

入試だけでも、小学校の勉強満点じゃ足りないと言われている

そして天光の師表は全員、更にその中でも“学年トップを争う程の頭脳の持ち主”だ

しかも桜太達の代は前代未聞の全国偏差値だったらしいし

頭脳戦なんて得意分野

力で封じ込めるキセキの世代とは、全く別のバスケだった

けど“師表”と言われるだけあり、頭脳だけじゃなく技術もピカイチ

宮地「杏谷、試合始まるぞ？」

杏谷「…はーい」