【黒バス】俺らキセキの世代とは違うんだけど① (ページ2)

今日:8 hit、昨日:10 hit、合計:72,553 hit

飴色と萩色1 ページ2

＿＿＿翌日

【飴宮side】

？「桜太」

飴宮「！…水樹…」

翌朝、幼馴染の萩本水樹(はぎもとみずき)に声をかけられて歩いている足を止めた

萩本「昨日の練習試合はどうだったの？バスケ部入る気になった？」

水樹も俺と同じく誠凛に通っていて、今は帰宅部

俺がバスケ部に入るならマネージャーをやると言っていた

飴宮「…入らないよ、“弱いチーム”には」

萩本「…バスケ、やりたいって思わなかった？黒子君なら、絶対勧誘してくると思うけど…」

飴宮「その時はその時。誘われたなら入るよ。…本当に俺の力が必要とされているのならね」

萩本「そっか…いいよ、桜太がやりたいようにやれば」

飴宮「…うん」

＿＿＿

【黒子side】

昨日海常と練習試合をしたからか、今日の練習は凄く憂鬱に感じました

勝てたとはいえ、ギリギリだったことに変わりはなかった…

相田「私達誠凛バスケ部がIH予選までにやらなきゃいけないのは、体力アップよ！勿論戦力アップも大切だけど、まずは体力！
で、…………誰かマネージャーの候補いない？」

「「？？？」」

小金井「え、監督…マネージャーの候補ってどういうこと！？」

相田「私1人でいろいろ考えるのも大変だからね…マネージャーいた方が良いかなって！」

伊月「そんな簡単に…」

福田「そもそも体力アップってことは…今までよりも練習増えるのかよ…！」

それは…大変ですね

にしてもマネージャー…

黒子「…あ」

その時僕の頭には、ある2人の人物が思い浮かびました

相田「狼狽えない！今より強くならないと［キセキの世代］どころか、［“天光の師表”］も倒せないわよ！」

火神「天光の師表…？」

黒子「天光の師表とは、キセキの世代と同じ歳のバスケ界の天才達のことです」

師表とは、簡単に言うと手本となる人という意味

黒子「彼らはキセキの世代よりも前に(・・)目立っていました。しかし、その師表達のうち数名は2年生の全中後にバスケ界から姿を消し、それと同時にキセキの世代が目立ち始めた。
全中決勝で帝光とその5人が戦い、“ワンゴール差”で帝光が勝利しました」

小金井「帝光相手にワンゴール差！？」

黒子「天光の師表達も推薦で高校に行った人がほとんどらしいので、強豪校にいることは間違いありません」