【黒バス】俺らキセキの世代とは違うんだけど① (ページ33)

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緑色と黒色7 ページ33

【茶畑side】

茶畑「ﾎﾞｿｯ火神(あいつ)…やっぱりか…」

津川「え…？」

キセキの世代と何ら遜色ない才能の持ち主

“今”じゃない…いつか必ず、キセキの世代と同格レベルとなるような…

バスケにおいて重要な武器である、“天賦の跳躍力”を持つ

アイツらと同じで、“俺に無いものを持っている奴”

茶畑「ﾌｯ……」

＿＿＿

【萩本side】

緑間君のシュートを止めてから、火神君の様子がおかしい

沢山ブロックしてるのはそうだけど、相当熱くなっているようで

ビーーーッ！審判「第三Q終了です！」

火神「くそｯ…」

萩本「落ち着いて火神君…！」

伊月「火神、熱くなりすぎだ。もっと周りを見ろよ」

日向「そうだ。それにさっきのは行くとこじゃねぇだろ…一度パスして……」

火神「戻してパス回してどうすんだよ…！」

え…

火神「現状秀徳と渡り合えるのは俺だけだろ…今必要なのはチームプレーじゃねぇ…俺が点を取ることだ」

伊月「！おい、なんだよそれ…！」

小金井「それと自己中は違うだろ…」

火神君のその言葉に、黒子君が前に出た

飴宮「…おい火神、頭冷やせ。その考え方は…！？」

＿＿＿ﾄﾞｶﾞｯ！))

「「！！？」」

相田「黒子君…！」

火神「くっそ…黒子テメェｯ！」

怒って黒子君に掴みかかる火神君に、黒子君は言った

黒子「バスケは1人でやるものじゃないでしょう…」

火神「皆仲良く頑張りゃ、負けてもいいのかよ！？勝たなきゃなんの意味もねぇよ！！」

黒子「1人で勝っても、意味なんかないだろ」

火神「！」

飴宮「…」

黒子「キセキの世代倒すって言ってたのに、彼らと同じ考えでどうすんだ」

黒子君…？

黒子「今のお互いを信頼できない状態で、仮に秀徳を倒せたとしても、きっと誰も嬉しくないです」

火神「！甘っちょろいこと言ってんなよ！！ﾄﾞｶﾞｯ))そんなん！勝てなきゃただの綺麗事だろーが！！」

黒子「…じゃあ“勝利”ってなんですか。
試合終了した時にどんなに相手より多く点を取っていても、嬉しくなければ、それは“勝利”じゃない！」

火神「！！」

！！！

______『全員が楽しく終わるなんて、んなことできるわけねぇんだよ、わかってんだろ。“敗者は必ず悔しがる”。嬉しいなんて気持ちは一つもねぇだろうが』
飴宮『そういう意味じゃない！！“悔しい”と“嬉しい”は一緒じゃない！！……どう頑張っても“嬉しい”が出ないなら…バスケなんて辞めてやる…！』______