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俺は反射的に音のした方を見た。
…そこには床にちらばっているDVDが。
…派手にやったな…
出口まで出かけた足を引っ込めて、レンタルショップの中に戻った。
そして散乱したDVDを拾っていく。
…めっちゃあるやん。
沢山の邦画や洋画、恋愛ものやミステリー、思わずゾッとするホラーなどの様々なDVD。
中には俺の見たことがある物もあった。
…やっと最後か。
全部拾い終わって、落とした主の方を見た。
｢あ、ありがとうございました…助かりました！！｣
その女性は頭をペコペコさせて照れたように笑った。
20代くらいの若い女性。
…顔が凄いくらいに整っている。
どこかの女優かモデルかと疑う程、(本当にそうかもしれないが)最近では全く見ていないレベルの美人だった。
『あ、いえ…
これ、すごい量ありますね。笑』
｢そうなんです…笑
私大学で映画研究のサークルにはいってるんですけど、お勧めの映画を各自で持ってきて、鑑賞するんです…！
めっちゃ多くなっちゃいましたが…笑｣
へへへっと顔を紅くして笑うその女性。
可愛いも持ってるやんけ( ˙-˙ )
『なるほど、笑
本当に映画が好きなんすね、
なんかお勧め中のお勧めとかあります？』
俺は咄嗟にそう口にしていた。
映画はやめたんじゃなかったのか俺…
｢えっ？｣
彼女は不思議そうに首を傾げる。
これは…絶対モテるやつや。
『あ、さっきなんか借りようと思ったんですけどぱっとしなくて、
何かあったらそれを借りようかと…』
何しどろもどろになってんだよ！
と咄嗟に心の中で自分にツッコミを入れる
｢あああ！
んー…これとかめっちゃいいですよ！！
なにか好きなジャンルとかあるんですか？｣
初対面の名前も知らない人にいきなり無理を言われたのに彼女は嫌な顔ひとつせず、寧ろとても嬉しそうに教えてくれた。
結局彼女に教えてもらった恋愛物の映画を借りて店を出た。
遊び以外で自分から話しかけるなんて。
しかも恋愛ものを借りるなんて。
俺らしくねぇな なんて思いながらも心が少し浮きだっていることに、気づいていた。
…まあ、もう会うことはないかもしれないけど。
名前も知らない彼女の笑顔が頭にずっと焼き付いていた。
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ましゅ☆まろ。紫月まろ。(プロフ) - とっても面白かったです！続き待ってます。 (7月31日 17時) (
レス) @page47 id: 8001bcdca9 (このIDを非表示/違反報告)
あんずちゃん(プロフ) - namoさん» えええええ！！！(；；)いつもお話拝見させて頂いてます…！！大好きです嬉しすぎます(TT)本当にありがとうございます(；；) (2022年1月21日 21時) (レス) id: 7bf8be823b (このIDを非表示/違反報告)
namo(プロフ) - 話の展開がお上手でサクサク読めました…!とても面白かったです、引き続き密かに応援しております…! (2022年1月21日 20時) (レス) id: eec0e0c5bb (このIDを非表示/違反報告)
あんずちゃん(プロフ) - 天宮ルミさん» わー（ ; ; ）ありがとうございます！！！ズバッとしてていいですよね（ (2021年8月15日 18時) (レス) id: 7bf8be823b (このIDを非表示/違反報告)
天宮ルミ(プロフ) - 初コメ失礼します！私もころんくんと同じく、猫かぶってない夢主ちゃんの方が好きですw さとみくんがいつ気がつくのか、楽しみです！！更新、無理せず頑張ってください！(^o^) (2021年8月14日 19時) (レス) id: a22801144f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんずちゃん | 作成日時：2021年5月25日 17時
