あの二人、今日も喧嘩してるんだってよ【ころん】

学校に行く ページ23

ころんくんside./視点


……ぁあ、学校行きたくないな

早の時刻にセットしていた目覚まし時計に飛び上がって、現在6時

＿＿＿起きたのは良いものの、部屋の気温が低過ぎてベッドから離れられないでいます。


そもそも8時に家出れば良いんだから、こんなに早く起きる必要ない…



睡魔に負け、もう一度布団を被ろうとしたとき。

____「…え？な、なに…っ？」


音が鳴る方向へと視線を向けると、そこには通知音を響かせた携帯画像が光っている。

頑張って伸ばした腕で携帯画面を見ると、昨日の写真が長瀬から送られてきた。


長瀬とかいうゴリラころんおはよ。昨日の写真なんだけど、一応送っとくわ

＿＿＿長瀬からのLINE。

6ヶ月も交際している僕だけど、未だにそれだけで気持ちが浮いてしまう。


そんな自分に呆れつつも、いち早く内容を知りたいのが本音なんだから仕方ない。

＿＿＿送られてきた写真は5枚だった。

クレープやかぼちゃタルトの写真。それにイルミネーションが綺麗な写真。


下にスクロールしていると、最後の写真が目に留まった。



＿＿＿それは、僕たちの自撮りした写真だった。

長瀬が片手で撮り、僕はクレープを食べながら笑っている。というか、呆れ顔だった。


笑いながらその写真を保存していると、もう一回通知音が鳴った。もう一枚送られてきていた。



＿＿＿それは、一番最初に僕が一人で長瀬を待っている時の写真だった。

【『…待った？』】

【「…待った」】

【『…うわ、そこは格好よく「今来たところだよ」とか言うところでしょ』】


たしか、そんな会話をしたような気がする。

いつ撮られていたのか。僕は自然とふっ、と笑った。



長瀬とかいうゴリラ今日、寝坊しないでよね

あなたしないよw


＿＿＿そんな会話をしながら、僕はベッドから離れた。


学校にいくのが重い気持ちだったけど、長瀬のお陰でなんだか楽になった気がした。

＿＿＿なんて、こんなこと本人には口が避けても言わないけどね


明るくなってきた窓を眺めながら、僕は朝食を作り始めた＿＿.

．

リクエストです＿感謝です(^-^〃)→←幸せすぎて、もう、ね。

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