天秤。 ページ23
O「おい。和也!
N「お!ビックリした!なに?」
まーくん家にお泊まりした翌日からは
また僕は智の元でパン屋で働く。
目が覚めた時はあの向日葵みたいな笑顔で
「おはよ!あひゃひゃ!」と
笑ってくれて。その笑顔にまたキュンときた
僕は僕自身に熱が溜まっていって
まーくんもまた再び熱が溜まってて
また甘くトロけるように
まーくんの腕に抱かれてその場を後にした。
O「なに?じゃなくて。
俺泊まってくるなんて聞いてなかった。」
N「あー。ごめんね?
急に翔くん家で飲むことになってさ?」
O「まぁいいや。
俺今日夜釣り行くから。」
N「また行くの?最近やたら釣り行くね。」
O「どうしてか教えてやろうか?
最近まつもっさんのお陰で
俺ずっとパン作らなくていいからな。」
N「うわ。なにそれ。J可哀想。」
O「和也も釣り行く?」
N「それって僕が船弱いの知ってて
わざと聞いてますよね?」
O「いんや?てかもしかしたら
俺が浮気してるかも!とか
なんで最近会ってくれねぇの?とか
そんなこと思わないのか?」
N「智に限って浮気は無いと思いますし
人の趣味まで口を挟みたくないし
別にここで会えてるから別に?」
O「うっわ。冷めてる。」
N「冷めてるって二年も付き合って
二年間ほぼほぼ会ってるんですよ?」
O「まぁ。そうだな。」
N「あ!ほらほら!お客さん来たから
あなたは中に戻って!」
内心浮気とか泊まりとか言われて
ヒヤヒヤしたがどうやら誤魔化せたみたいで
1人安堵の溜息を吐いた。
今日智は夜居ないんだ。
まーくんは何をしているのかな?
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作者名:心愛 | 作成日時:2014年10月12日 9時