コネクト4[ARS] (ページ12)

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潤side
身体が動かない。
過去の記憶がフラッシュバックしないように抑え込むので精いっぱいだ。
目の前の人、あいつにはもう会いたくなかったのに。
A『下がって！！』
急にAの叫び声が脳内に響く。
くっ、くそっ、身体が言うことを聞かない。
潤「あっ。」
ふわっと俺の身体が浮いて、後ろに引っ張られた。
和『ふぅ、セーフ。』
潤『あ、ありがと…』
どうやら和が引き寄せてくれたようだ。
周りでは俺を囲むようにしてみんなも精霊たちもいる。
その中には見たことのない精霊もいた。
ラフィネたちの友達なんだろう。
たまに飛んでくる攻撃を弾いてくれている。
翔『大丈夫、俺らがいる。
潤を渡したりなんか絶対しない。』
翔くんがしっかり俺の手を握る。
そうだ、俺には頼れる仲間がいる。
4人が傍にいてくれてるし、Aはたった1人で戦っている。
大丈夫だ、絶対に。
雅「あ、代わった。」
雅紀が声を上げた。
見ると、いつの間にかAがラミ様に代わっている。
それほど強い悪魔なのだろう。
アリア「ラミ様のお出ましね。やっぱり美しいわ。」
ラミ「あら、ありがとう。
まぁ、こんな騒ぎを起こしたあなた達にはそれなりの罰が与えられると思うけど。
すぐにそんなこと言ってられなくなるわ。」
ラミ様の笑みは凍り付くほどに綺麗で恐ろしい。
ラミ「ピア、あなたには今まで目に余る行動ばかり起こされてきたわ。
もう観念しなさい。」
ピア「私はラミが嫌いなの。あなたの力は私に悪影響しか起こさない。」
ラミ「それはあなたの使い方の問題でしょう。
ろくに研修も受けないで、総裁になってからのあなたは特に問題児よ。
もう一度一からやり直しなさい。」
そういったかと思うと、ラミ様の声が俺たちに直接響いた。
ラミ『目を閉じて。』
言われたとおりに目を閉じると、強烈な光がここ一帯を包み込んだ。