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オシャレに作られた朝ごはん



案の定、めちゃくちゃ美味しかった。



しかし、1口何かを食べる度に
裕太は「美味しい?美味しい?」とキラキラした目でしっぽ振りながら聞いてくるとこがちょっとめんどくさかった笑



さすが大型犬わんこ笑



そして食べ終わったあとは丁寧に入れられたコーヒーを飲んで少しゆっくりした。



あのアラームが鳴ってから30分。
いつも裕太が渋らなかったらこんなにゆっくり朝を過ごせるのか…と思ってしまった



「いつもよりゆっくり出来た?」



そんな私の心を読むかのように裕太が聞いてくる



「うん。なんか変な感じ笑」

「あははっ、普段俺起きないからね笑」

「あー!裕太自覚あったのかー!」

「流石にあるよ笑」

「自覚あるなら起きてよ…こっちは大変なんだよ?」

「明日からは気をつけます…」



ほんとかなぁ笑なんて思いながら
コーヒーを飲みきって、また顔を上げる

にしても温かいしめっちゃ美味しい



「ふー、温まった」

「あ、飲み終わった?」

「うん。美味しかったよありがとう」

「よかったー!じゃあ次は着替えてきて!」

「…はい?」



スっと椅子から立ち上がると
私も立ち上がらされてそのままクローゼットのある寝室へ



なんでだろう?
私今日仕事ないって言ったよね?



てか裕太はそんなゆっくりしてて平気なのか?



「なんで私着替えるの?仕事ないんだけど?」

「いーからいーから!俺さっき服出しといたからそれ着てきてくんない?」

「?????」



半場無理やり寝室に戻さると

ベットの上には見慣れない服が置いてあった



少し大きめでダボッとした
淡い黄色のタートルネックのニットに

白色のロングスカート

ご丁寧にバックとイアリングまで着いている



全部見慣れないし、私買った記憶が無い、



まさかの裕太が買ったのか…?



また疑問は増えたが、
とりあえず準備してくれたっぽいし着てみることにした。



「え、嘘。なんかもう怖い」



着てみるとまさかのサイズピッタリ。
そしてめっちゃオシャレ。



さすがグループ内で衣装担当してるだけある



「Aー?着替え終わったー?」



そんな私を見ていたかのようなナイスタイミングでドアの向こうから声が聞こえる



「あ、うん!着替え終わったよ!」



そう言うとドアが開いた

.→←Episode 3



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作者名:桃 葉 こ な つ | 作成日時:2023年1月22日 4時

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