Episode 3 ページ6
『いつもと違う朝?』
ピピピッ、ピピピッ、
いつも通り鳴るアラームを止め
ベットから起き上がる。
ボーッとした頭で今日も裕太を起こそうと横を見ると、
「…あれ。裕太?」
まさかの裕太が居ない。
え、落ちてる?
とか思いながら下を見るが案の定居ない
反対側は壁だし、てか私乗越えて落ちるなんて事は絶対無い…
いや、ほんとどこ行ったのさ
いつもは朝が弱すぎて全然起きてくれないから
前日の夜のうちに明日何時に起きるか聞き、
その30分前に私が起きて起こす…って感じなのに
頭の中が?いっぱいになっていると
ガチャっと部屋のドアが開いた
「おはよAっ」
「おはよ、、ってえぇ?!自分で起きたの?!」
「俺だって自分で起きれるしぃ〜」
そう言いながらまだ寝ぼけている私の横に
「よいしょっと」と座ってきた
裕太の方に少しベットが沈む
よく見ると、もう準備は終わった格好をしてる
「あれ?ごめん裕太、私時間間違えた?」
「あー、違う違う。Aは合ってる」
「じゃあどーした?たまたま早く起きた?」
「まぁ、そんな感じかな笑」
するとすぐ立ち上がり
私に手を差し伸べる
「え?」
「A今日休みでしょ?」
「うん。休みだけど…」
「よし、計画通り」
「?????」
なんかよく分からない計画を企んでいるらしい裕太について行きリビングへ
するともうダイニングテーブルに並んでいた朝ごはん
「え…!これ裕太が作ったの?!」
「そ!普段はAが作ってくれてるからたまには俺が、と思って笑まぁ作ったってほどでも無いけどね?」
「まじか…」
起きてから裕太に驚かさてればっかだ。
いつも朝の弱い裕太が
今日はひとりで起きてるし、
料理なんて普段しない癖に
なんかオシャレな朝ごはんを作ってる。
おまけにご丁寧に高そうなコーヒー付き!
今私の目の前にいる裕太は
本当に裕太なのだろうか…
そう疑うくらい、いつもと違う
「どーした?せっかく作った朝ごはん冷めるんですけどー???」
「あ!ご、ごめん!」
急いで席に座り
ふたりで手を合わせ朝ごはんを食べ始めた
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作者名:桃 葉 こ な つ | 作成日時:2023年1月22日 4時