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ウソ「待て待て！ひとっ走りって、"ヤガラブル"でか？」
ウソップさんがそう聞くと、男の人はワハハハ！と笑った。
カク「そんなことしとったらお前達、待ちくたびれてしまうじゃろう。まァ10分待っとれ。」
ナミ「10分？」
カク「10分。...お前さん、ワシの背中に乗るんじゃ。」
「背中に？」
そう言って私はその人におんぶをしてもらう。
カク「よし、しっかり掴まっておくんじゃぞ？」
「？、はい。」
私がそう言った瞬間、男の人はものすごいスピードで走り出した。
よいしょ！！と言って絶壁を飛び降りる男の人。
両手を広げ、楽しそうに風を受けて屋根まで飛び降りる。
男の人をみて楽しそうに手を振る女の子。
その女の子に男の人は笑顔で手を振り返す。
風が気持ちいい。
そう思っていると男の人は屋根に着地し、そのまますごいスピードで走り出す。
カク「船を泊めた場所は？」
「岩場の岬です！」
カク「よし、了解じゃ。」
そう言って屋根を飛び続ける男の人。
「船大工さん、お名前は？」
カク「ん？わしゃカクじゃ。」
「カクさん...私はAです。」
カク「ワハハハ！知っとる！」
知ってる？
私はまだ指名手配されてないのに？
「カクさん、何者ですか？」
ただの船大工さんがあの絶壁から飛び降りることが出来るとは思えない。
ハイパーパルクールにも程があるだろう。
カク「わしゃCP9じゃ。」
そう言った瞬間、カクさんは私の右手首を強く掴んだ。
カク「今日の16時、ワシはあの場所で待っとる。来なければ麦わらの一味がどうなるか...お前さんなら予想はつくじゃろう？」
「...お生憎。私は麦わらの一味の仲間じゃないので。彼らが殺されようと知ったことじゃないです。」
カク「ワハハハ！口ではそう言いながらもお前さんの血はそうは言っとらんぞ？」
「...脈とってるんですか。それタチ悪いですね。」
カク「それに、胸が背中に当たっとれば心臓の鼓動も伝わるじゃろう。」
「...セクハラで訴えますよ。」
カク「ワハハ！海賊に訴えられればたまったもんじゃないわい！」
「はぁ...まぁ、行きますけど。それにしてもびっくりです。まさか船大工やってたなんて。船の査定はちゃんとやってくださいよ？」
カク「心配せんでも仕事は仕事じゃ。ちゃんとやるわい。」
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COCOA(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけるとめっっちゃくちゃ嬉しいです！！そのお言葉を励みに更新頑張らせていただきます！ (2022年2月14日 9時) (
レス) id: f317948059 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年1月4日 8時) (レス) @page50 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：COCOA
| 作成日時：2021年11月8日 11時
