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私はすぐに奇行種の方に飛び出した。



マル「ま、待って姉さん!!」



上から降ってくる巨人の大きな手。



指と指の隙間に行き、叩き潰されるのを防ぐ。



巨人の顔の真正面につけば、両手を大きく振り上げた後に、その手を振り下ろす。



その瞬間にブレードを巨人に向かって飛ばし、巨人の両目を潰す。



痛みを感じるのか、両目を抑える奇行種。



その隙に私は奇行種の背後に回り、項を削ぎ落とした。



その瞬間、ガスが完全に無くなり、私は地面に落ちてしまう。



なんとか受け身をとってゴロゴロと転がる。



ジャ「!、姉さん!!」



地面に寝転がる私の元に降りてきたジャンとマルコ、ダズ。



マル「怪我はない!?」



「ちょっとしたかすり傷とかだけだよ。大丈夫。」



そのすぐ後に撤退命令が出た。



ジャ「俺たちのガスも残り少ねぇし姉さんに至っては完全に空だ。まずはガスを補給しに行こう。あそこに補給班が来てるはずだ。」



マル「あぁ、そうしよう。ダズ、大丈夫かい?」



ダズ「あ、あぁ、大丈夫だ...、」



ジャ「よし、じゃあ行くぞ。出来るだけ巨人との戦闘は避けよう。」



そう言って私を担ぐジャン。



「待ってジャン、私を担いで補給所に行くなんて無理がある!まだ巨人はそこら中にいるのに!!」



ジャ「だからってこんなとこに置いて行けるかよ!姉さんが居なきゃ俺らはさっきの奇行種によって全滅してただろうよ!それ以前にも何度も命を救われた!そんな姉さんをここに捨てて行けるわけねぇ!だろ!?マルコ!ダズ!」



マル「うん!ジャンの言う通りだよ!こうして生き延びたんだ、A姉さんも一緒に壁を登ろう!」



ダズ「命の恩人を置いていくなんて出来ねぇよ...、一緒に行こう、A姉さん!」



「...、ありがとう。」



私が彼らの立場でも、誰か一人を置いて行くなんて出来ない。



それなら素直に頼んでさっさと補給するべきだ。



こんなとこに長居する訳にもいかない。



そうして私はジャンに背負われ、補給所へと向かった。

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みかんかん(プロフ) - こんなお話が読みたかった!!ねぇさんかっけぇ! (11月19日 21時) (レス) @page29 id: 48f028211d (このIDを非表示/違反報告)
なさん(プロフ) - ねぇさん好きすぎます。 (11月18日 23時) (レス) @page26 id: 4b5ee6fd5a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃま(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです、、😭😭更新楽しみにしてます...!! (11月16日 23時) (レス) @page26 id: 6a1ddb5ea7 (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - さすが我らがネェサン!!!!!!! (11月8日 22時) (レス) @page20 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - 好きです!!一生ついて行きます姐さん!!!ー (11月6日 18時) (レス) @page16 id: bda3c5db2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:COCOA | 作成日時:2023年11月5日 19時

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