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五十一人目 ページ17

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長「こちらの角を曲がるとすぐに…ああ、ありました。」


化け狸のようにくふくふと笑う村長が、さも自分の物かのようにセッちゃんの鱗まで道案内をしてくれた。


嵐(?)「まぁ、祠で祀っているのね」

長「ええ、この祠の中に水神様の化身があるのです。」

嵐(?)「是非とも直接お目にかかりたいわ。よろしくて?」

長「はいもちろん。お代をいただく約束は守っていただきますよ。」


(さっきから何度も対価だのお代だの……。そもそもセッちゃんの物なんだから、対価を貰うのは少なくともセッちゃんの方だと思うんだけど?)

悶々としながら村長を睨みつけていると、隣に立っているスーちゃんに小突かれる。


司「凛月先輩、そう睨まないでください。殺気に疎い一般人でも気づいてしまいます!」

凛「別に〜?ただキモ親父を見てただけでしょ?ナッちゃんの変化の完成度は確かに高いけど、あそこまで騙されると本当に気持ちが悪い。」


うへぇと、前の2人には分からないように表情を作る。ナッちゃんが気づいて村長の気を引いてるからどうせ気付かれない。


司「まったく、この程度でそれではなおさら朱桜家の人間には会わせない方が良いですね…戦が起きてしまいそうです。」

凛「大事な末っ子が望むなら、いつでも喧嘩しに行くけど〜?どうせ俺負けないし。」

司「はぁ……だから会わせられないのですよ。……!
凛月先輩、そろそろ開けそうです。ご準備を。」

凛「わかってる……というか、もう出来てる。」




長「さぁ、どうぞご覧になってくだされ。これこそが世にも珍しい、水神様の化身、耀く鱗でございます!」



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設定タグ:あんスタ , 朔間凛月 , 呪い   
作品ジャンル:恋愛
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かお(プロフ) - はじめまして!更新停止は悲しいですが、また更新して下さるのを待っています! (2021年6月26日 11時) (レス) id: 16a5bce890 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年4月1日 0時

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