ねぇ、瀬名くん。

４２話 ページ44

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泉「本当に問題ないの？一応第一発見者として、保健室に行くくらいなら付き添ってあげるけどぉ？」









ごめんなさい








『ううん、本当にただの疲労だと思うんだ。』








ごめんなさい








泉「過労死って言葉を知らないのかなぁ？人間なんて、疲れが溜まるだけでぽっくりいくんだからねぇ？」



『えぇ、大袈裟だなぁ……心配してくれてるの？』



泉「っは、はぁ？！思いあがらないでくれる？！」







好き なの






『ふふ、冗談だよ。』


泉「……っ、ちょーうざぁい……。」






あなたが、忘れられないの





『じゃあ代わりに、お願い事聞いてくれる？』



泉「は？なんの代わり？急に良い気にならないでよねぇ？」







冷たい態度をとられても、嫌いになれないの。






『図書室に行こうとしてたの。でも道が分からなくて……。案内してくれると助かるんだけど……。』



泉「あぁ、そういえば見ない顔だよねぇ……。

いいよぉ。今の俺は気分がいいから、案内してあげる♪」







あぁ、好き。






すき、すき、すき。だいすきなの。








『ありがとう！』



泉「んじゃ、行くよぉ。遅れたら置いて行くから。」








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たとえ







進み続けるその足が、


私と並んでくれることはないとしても。









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『……うん、わかってる。』









わたし、ずっと笑顔でいるから。




なに言われても、泣いたりしないから。








泉「……ちょっとお。まさか、置いて行かれたいの？



アンタのために行くんだから、さっさと来なよ。」









『…………〜っっ、』









あなたのこと、困らせないから。






これくらいの ワガママ は、どうか許して。








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『……いま行く！』








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