花火 ページ22
.
＿＿__ﾋｭ〜ﾄﾞﾝﾄﾞﾝｯ
「「あ、花火！」」
紫「綺麗にハモったな(笑)」
「ね(笑)」
2人でソファに座ってテレビを見てたら
外から聞こえて来た花火の上がる音。
その音に全く同じ反応をした私達は
顔を見合わせてクスクス笑い合う。
紫「音近ない？」
「ここら辺で上がってるのかな？」
紫「・・・あー！そうや！今日近くで花火大会あるってジンが言うてたわ！」
「ここから見えないかな？」
紫「ベランダ出てみよか。もしかしたら見えるかも知れへんで」
「うん、行こ！」
急いでベランダに出れば
「・・・あ！紫耀！ねぇ見て！！！」
紫「お！見えるやん！！！」
思った以上にはっきり見えた花火にテンションが上がる私達。
「すごい近いね！」
紫「ここの花火、今年初めてらしいで。
去年まではもっと違う場所でやってたんやって」
「私が引っ越して来たから、近くで花火やってくれるようになったのかな？笑」
紫「ははっ、そうかも知れへんな〜(笑)」
「・・・ねぇ、去年の夏、覚えてる？」
紫「当たり前やん。2人で浴衣着て、車ん中で花火見たよな」
「懐かしいね」
紫「花音の浴衣姿、ほんまに最高やったわ〜」
「紫耀の浴衣姿も最高だったよ」
もうあれから一年も経つんだ。早いなぁ。
そんなこと考えながらぼーっと花火を見ていたら
紫「綺麗やなぁ」
呟くような紫耀の声が聞こえた。
「綺麗だね。今年も紫耀と一緒に見れてよかった」
紫「・・・」
「紫耀？どうかした？」
何も反応がないから不思議に思って
隣に居る紫耀に視線を移すと
私をじーっと見つめてる紫耀と目が合った。
「なに？笑」
紫「綺麗やな」
「え、うん(笑)だからさっきも・・・
紫「ちゃうくて」
「へ？」
紫「花火やなくて花音が」
「・・・ふふ、ありがとう(笑)」
紫「なんや、最初の頃はこんなん言うたら絶対照れてたんに！もう慣れたもんやな〜(笑)」
「だって・・・(笑)」
紫「ちょっとクサかった？笑」
「うん(笑)」
紫「キュンとさせよう思ったんにあかんかったか〜」
よし、それなら代わりに、今日は私が紫耀をキュンとさせてあげようかな。
「花火好きだな〜」
紫「俺は花音が好き」
「・・・っ」
結局キュンとさせられたのは私でした。
END
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1626人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
心音(プロフ) - てちさん» 初めまして！お返事遅くなってしまい申し訳ありません(T_T)本当ですか？！実はこの設定ほぼ私自身がベースになってたりします(笑)これからも少しでも癒しを提供出来るように頑張ります！ (2018年12月26日 5時) (
レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - 初子さん» 初めまして！お返事遅くなってしまい申し訳ありません(;_;)なるべくリアルな表現が出来るよう心がけて作品を書いているので、そう言って頂けると本当に嬉しいです！これからも応援よろしくお願い致します。 (2018年12月26日 5時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
てち(プロフ) - はじめまして！遠距離から読ませていただき近距離に突入させていただきました！設定が個人的に自分と似ていてすごくのめり込んでしまいました(笑)毎日の癒しをありがとうございます(／≧ω＼)更新楽しみにしています♪♪ (2018年8月28日 7時) (レス) id: 06d732a0a1 (このIDを非表示/違反報告)
初子(プロフ) - はじめまして(^○^)あたたかいお話がたくさんあって一気に読んでしまいました！とても素敵でリアルです。これからも楽しみにしています^o^ (2018年8月21日 21時) (レス) id: 5181f1af7f (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - ピンクローラースケートさん» ありがとうございます！ (2018年4月13日 6時) (レス) id: 36ab79deed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：心音
| 作成日時：2017年12月29日 18時
