1話 ページ2
私は4月に転勤で田舎の小学校で働くことになった
見た目から田舎の小学校て感じだなぁ
周りは田んぼと山
The田舎!!
都会育ちだからこんなの初めてだ
まずは学校の職員室に挨拶しに行かないと
必要なものは全て持ってきている!
貴方「失礼します!今日からここで働くことになりましたAAです!!」
そう言って職員室に入ると
歌詞「はじめまして!この学校の校長兼教師の伊東 司です!生徒からは歌詞さんとか歌詞太郎先生って呼ばれてます」
あれ?1人だけ?
しかも校長兼教師!?
歌詞「どうしましたか?」
貴方「い、いえ!校長をしながら教師もしてるなんて少しびっくりして……」
歌詞「そうですよね?でも、こんな田舎の学校なんで俺以外に教師なんて居なくて……大人になればみんなこの村から出ていくんです」
そう言う歌詞さんの目は少し悲しそうだった
歌詞「こんな話は切りかえて!明日からよろしくお願いしますね!これがクラスの名簿表です!去年までは1人で全ての生徒を受け持っていましたがこれから2クラスになりました!」
歌詞さんから名簿表を受け取りみてみると
私のクラスの子は7人
歌詞さんのクラスは8人
歌詞「学年もバラバラだから難しいかもしれませんが頑張ってください」
見ると1年生から6年生までいる
貴方「だ、大丈夫かな…」
歌詞「大丈夫ですよ!皆さん素直でいい子ですから!」
私は不安を抱きながら明日から使う教室の掃除をしていた
7人が入るにしては広い教室
もとはたくさんの生徒がいたんだろうな
大人になるにつれこの村を出て都会に行き村は廃れていく
何時しかは住む人さえいなくなるかもしれない
多分歌詞さんはそう思っているんだろうな
そしてそれが嫌なんだろうな
貴方「よしこんなものかな!」
教室はきれいになった
家に帰って荷ほどきもしなきゃ!
私は帰宅して家で荷解きをして生活できるようにした
貴方「引っ越しはやっぱり大変だな…」
こんな田舎の学校で働くんだから近くに引っ越さないと大変だ
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