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事件120 ページ34
うらたぬき視点
センラがいた場所付近に着いた
うらた「たしかここら辺で」
坂田「いた！」
坂田が指さした方向にセンラがいた
俺たちは音を立てないように近づいた
センラは気配に気づきやすい
うらた「坂田ここは俺が行く、お前はもし逃げた時すぐ動けるように待機しろ」
坂田「わかった」
俺はそっと近づいた
後一歩というところで
センラ「！？」
センラが目を覚まし俺は手を伸ばしたが避けられた
うらた「あっ、坂田！追いかけろ！」
センラ視点
うらた「あっ、坂田！追いかけろ！」
うらたんのそんな声が聞こえた
坂田までいるん！？
坂田「センラァァァァァ!!」
やばいこの距離やったら追いつかれる
ｶﾞｼｯ
方を掴まれた
センラ「離せっ！」
俺は坂田を睨んだ
坂田は見た事もない真剣な目をしていた
うらた「やっと捕まえた」
センラ「捕まえて何する気？俺を逮捕？」
うらた「違う！話がしたいんだ！お前と！」
俺と話？
話すことなんてなんにもない
センラ「話すことなんてなんもないやろ？俺は黒神星羅それだけやん」
坂田「ひとつ聞きたい、センラはなんでSouくんを殺さんかったん？」
センラ「えっ？」
坂田「両親が殺されてショックで動けないSouくんは殺人鬼やったら『天国で合わせてやろう』とか意味不明な理由で殺そうとするはずやろ？」
Souくんは……殺さなかったのは……
センラ「………っ……だって……もう……目の前であんな苦しむ姿……見たくない……俺は……人の苦しむ姿や怯える姿が………嫌いなんや…見たくない……」
泣きながら俺はそう言った
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