事件106 ページ18
Eve視点
Souくんは天月さんと話したんだろうな
でも急に帰ってきて「命ってなんなんですか？」ってセンラさんに聞いていてびっくりしたなぁ
その時
ﾄﾝﾄﾝ
Eve「は、はい！」
luz「luzやけど」
Eve「な、何？」
ドアを開けると少し元気がなさそうなluzくんがいた
そういえばluzくん今日は寝不足で体調が悪かったとか
Eve「もう大丈夫なの？体調とか…」
luz「大丈夫…と言いたいとこやけど…言えへんよなこんな状態じゃ」
luzくんを部屋に入れた
luz「なぁEveくんは家族亡くなったんやんな」
Eve「最近知ったことですけど…そうですね……知らないうちに…」
luz「俺も知らんうちに殺された……けど、死体は見た」
Eve「！？」
luz「ちょっと話聞いてくれる？」
俺は、母さんと父さんと3人で暮らしていた
貧乏でもなく裕福でもなくごく普通の家族
家族仲もよく楽しい家やった
俺は学校でもクラスの中心的存在で毎日楽しい日々だった
でも、ある日そんなことが簡単に壊された
中学生の時、たまたま父さんも母さんも休みだから晩御飯外食にしようと言われて、部活を終わらせてわくわくした気分で帰った日
luz「ただいま〜!!」
いつもなら「おかえり」って返してくれる声がなくておかしいな？と思った
リビングのドアを開けると
luz「！？」
俺はリビングの光景を見て声が出なくなった
なぜなら父さんと母さんが血を流して倒れていたから
luz「きゅ、救急車呼ばなきゃ…」
何とか正常な判断をして、救急車を呼んだ
警察も来て状況の説明をさせられたけど俺が知ったのはもう倒れていたことだからなんにも言えなかった
数時間後に2人とも死んだことが知らされた
俺はそれを知った途端に走り出した
泣きながら、前も見えずに
どこかで俺も死のう
誰にも見つからない場所で死んで父さんと母さんに会いに行こう
前も見ずに走っていたから
luz「うわっ！？」
？「いったぁ…」
ぶつかってしまった
？「君大丈夫？てか、子供？中学生？」
luz「どいてください…」
？「もう夜やで？どこ行くん？」
luz「関係ないでしょ…」
？「夜に森に来るってことは…死ぬつもり？」
luz「えっ……」
？「ほら」
なんでこの人わかって…
＊＊＊＊＊
びみょいけど次数ぅ…
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