事件124 ページ38
センラ視点
俺の親はみんな知っての通り殺人鬼やった
ニュースなどでも取り上げれるくらい有名な殺人鬼やった
だから買い物などは幼い頃から俺がしていた
2人にとっては子供は便利な物やったんやろな
俺が親が殺人鬼やって気づいたんは3歳の頃
でも、俺にとってそれが普通やったから、人を殺すことを怖いとかなんとも思わなかった
してもいいことと捉えてしまったのだ
俺が小学生になった頃
俺の家が普通の家庭と違うと気づいた
みんな親のことを話したりするけれど俺は話せなかった
殺人鬼だってことは言っちゃいけないと口止めされていたから
親の職業の話なども嘘ばかり書いていた
小６の頃ついに親が逮捕された
俺は養護施設に預けられたけど逃げ出した
しかもキッチンから1つ包丁を奪って
そこから始まった
俺の殺人劇は
親のことを見ていたからか人を殺すのは簡単だった
それから数え切れないほどの人を殺した
理由なんてない
俺の生きるための方法だったから
殺した人から金を盗んでご飯などを手に入れて路地裏で過ごす
その頃ちょうど殺人鬼の息子が行方不明になったと俺が有名になっていた
だから少しでも正体を隠さないと、見つかるのも時間の問題だと思い
俺は髪を黄色に染めて森に逃げた
この森を抜ければ隣町に行ける!!
けれど俺は迷ってしまった
センラ「さ、最悪や…迷った」
俺がキョロキョロしていたら
？「どうしたの？」
1人の男の子に話しかけられた
センラ「えっ…」
？「こんな遅い時間にどうしたの？家は？」
確かに夜だった
けど俺に話しかけてきたやつも同じくらいの年齢だったから
センラ「き、君こそ家は？」
？「俺はそこの探偵団で暮らしてるから」
その子の指す方向には大きな家があった
？「きみもしかして家がないの？お母さんとかお父さんがいないの？」
いないと言えばいないし嘘じゃないと思い頷いた
？「だったら探偵にならない？それで俺たちみたいなこ救ったりしーひん？」
救ったりとかは特になんも思わんかった
ただ寝床と食事に困らんと思った俺は
センラ「入る！」
そう答えて探偵団に入った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 26人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
