尊重できないもの 35 ページ36
「全員列になれ〜号令かけろ〜」
「これで、５時限目を終わります。ありがとうございました！」
体育の教師が今日の日直の衣更くんに号令をかけるよういえば、暑い日差しの中運動するというバカバカしい授業が終わった
『はぁ…疲れた』
今日は日差しが強い
「ほらよ、タオル。」
衣更くんがタオルをわざわざ渡してくれた
『ありがとうございます。衣更くん』
「おう！気にすんな」
お礼を言ったあと傍から離れようとしないのでなにか話があるのかと悟った僕は『どうしたの？』
と聞く
「いやぁ、藍田が授業まともに受けるなんて珍しいなって思ってさ。なんかあったか？授業中もなんか上の空みたいだったし…」
珍しく授業に出席ししっかり授業を受けた僕。
何かあったのか、なんて聞かれても可笑しくないのかな。
『んーーー、ちょっとね。今日は何かあったのを紛らわすために授業受けたって感じかな』
そう、昨日の夏目くんのあの顔
償いだから と僕が言った後夏目くんは酷く泣きそうな顔になってしまった
なんで不安にさせること言ったんだろう。
あんなこと言うつもりはなかったんだけどな…ポロッと口から出てきちゃったんだよね…
夏目くんを守るのが僕の役目なのに
悲しませてどうすんだよ…僕のバカ…アホ…
僕の何かを隠すような曖昧な答えを聞いて衣更くんは「そうか、なんかあったらいつでも言ってくれよな、俺たち友達だろ？」と笑顔で言ってくれるので
『ありがと、サリー！』と笑顔で返せば「それはスバルの真似か〜？ちょっと似てんだよな」なんて言ってくれる
「あっ、やっべ。そういえば今日は早めに凛月迎えに行こうとしてたんだ、アイツこんな暑いのにまた外かどっかで寝てるだろうし…悪いな藍田！お先に！」
なんて言って走っていく。バスケ部なだけあって足が早い
僕も体操着から着替えないとと思い更衣室に行き着替える
汗がベッタリと着く体操着を脱ぐ開放感はもうたまらん。
変態とか思った人は正直に手を挙げなさいデコピンで許してあげるから
それから教室に行こうと廊下を歩けば夏目くんのクラスの前を通る
『あれって…』
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Dell(プロフ) - ★さん» 初めまして、コメントありがとうございます。当作品の主人公は女の子です。ボクっ娘 となります。注意喚起しておりませんでした申し訳ございません！ (2021年1月26日 17時) (
レス) id: 84f4d254db (このIDを非表示/違反報告)
★ - 1つお伺いしたいのですが主人公は女の子ですよね？何故一人称が｢僕｣何ですか、、？ボクっ娘ですか？！ (2021年1月22日 13時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Dell | 作成日時：2020年7月3日 20時
