尊重できないもの 28 ページ29
[♪〜♪]
「いちにさんし、にーに、さんし、」という声と共にパンパンと手を叩く高峯翠くん
後ろにいるちーちゃんは「おおーー！！！いいぞ！！！」なんて声を上げる
今になるとなんかもう笑えてくる
息を切らしながら何度目かわからないダンスレッスン
さすがの僕も引きこもってたせいで体力がない
ｷｭｯ
ルームシューズの不快な音と共に音楽はちょうど終わる
「先輩。お疲れ様です」と、控えめにペットボトルとタオルを渡してくれる高峯くん
『ありがとう、高峯くん ！』
少し息を切らしながら言う僕を上から見つめる高峯くん。
身長高いな…
そして感想を1回1回述べてくれるちーちゃん。反省点も教えてくれる…さすがヒーロー
なぜこのメンバーでレッスンをしてるのか…時は遡り今日の朝のことだった
放課後にレッスン室を借りようと頼みに行こうとすればばったりちーちゃんこと、守沢千秋に出会う
「恋じゃないか！何をしているんだ？」
『レッスン室を借りにちょっとね』
そういえば丁度ちーちゃんも借りるらしく一緒に行こうとなった
「空き部屋一部屋しかないです」
校内アルバイトの子にそう言われ僕達は悩みに悩み一緒のレッスン室を使うことになった。
もちろん、同時に行うのではなく僕が先にレッスンをしてその2時間後に流星隊が使うということで利害一致
そして今に至る
『そろそろ時間だね、付き合ってくれてありがとう2人とも。高峯くんは特に、本当にごめんね』
レッスン室に早めに到着した高峯くんはちーちゃんに無理やりお手伝いさんに仕立て上げられたのだ
「いえ、先輩が気にすることじゃないです。それなりに俺も楽しかったですし」
「大丈夫っス」と言う高峯くん
流星隊も良い後輩が入ったものだ…
その数分後に、ちょうど流星隊メンバーがぞろぞろとレッスン室に入ってきたので僕は退散した
ちゃんとちーちゃんにもお礼を言ったよ
『ありがとちーちゃん』
「これもヒーローの務めだ！気にするな！」
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Dell(プロフ) - ★さん» 初めまして、コメントありがとうございます。当作品の主人公は女の子です。ボクっ娘 となります。注意喚起しておりませんでした申し訳ございません！ (2021年1月26日 17時) (
レス) id: 84f4d254db (このIDを非表示/違反報告)
★ - 1つお伺いしたいのですが主人公は女の子ですよね？何故一人称が｢僕｣何ですか、、？ボクっ娘ですか？！ (2021年1月22日 13時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Dell | 作成日時：2020年7月3日 20時
