尊重できないもの 6 ページ7
「今日ゲーセン行かね?」
「いいねぇ〜いこいこ!」
「この前の曲どうでした?先輩」
「Aメロもうちょっと抑えられない?」
「了解です」
色んな生徒の楽しそうな声が聞こえる。
そして僕は一人とぼとぼと歩く。
アイドル科の方へと足を進めれば周りが少しざわめく。
「誰だあいつ。普通科の生徒?」
「でも美人だよなぁ。誰の追っかけだろ?」
「プロデュース科の新入生だったりして」
ぷろでゅーすか???ってなんだろって思いつつ足動かす。
確か僕は2-Bだったような。
確認のためスマホを覗く
暫く学校に来なかった僕を心配してか夏目くんが某無料アプリでクラスやその他諸々の情報をメッセージで送ってくれていた。ありがとうって送っておいた。
学院内へ入りクラスを探してればふと肩を叩かれる
「お〜い。そこのスマホいじってるお嬢さん〜?追っかけならお帰り願いたいんですが…って藍田か……なんだ。藍田なら…え?!?!?!おま!!!??いつから!?!」
黒髪で髭を生やし本当に教師なのかと疑う顔があった
『陣ちゃん先生だ…久しぶりですねぇ〜!』
「そ、そうだな…ってそんなことより!お前いつから来てたんだよ!学院中お前の噂が凄くて対応しきれないんだからな…あんま迷惑かけんなよ…?」
『普通に登校してきただけだけど…???なんかした?僕?』
「急に登校するからお前のこと知らない奴が騒いでるって話だ。まぁいい。登校したのは褒めよう」
『あ、うん?ありがとう?ございます?』
なんで褒められてるか理解できないのだが…まぁいいか。
『そうだ陣ちゃん先生。2-Bってどこかな?学院久しぶりすぎてわかんない。』
「まじか。そこの突き当たり右に曲がったとこだ。確かお前の席もちゃんとあるからそのまま行けばいいらしいぞ」
『よく知ってるね!ありがとう!陣ちゃん先生』
手を振り教えてもらったとこに行く
教室の中はザワザワしててドアを開ければ周囲の目が僕の方へ
『(・・・僕なんかしたかな…???)』
席を探せば一席だけ埋まってないところがあった。机の前の方を見れば名前のシールが貼ってあって僕の席だとわかるためカバンを横にかけて座る。
「女子…?この学院に転校生以外の女子っていたのか…???」
「渉先輩みたいに案外男かも…」
なんて声が聞こえる
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Dell(プロフ) - ★さん» 初めまして、コメントありがとうございます。当作品の主人公は女の子です。ボクっ娘 となります。注意喚起しておりませんでした申し訳ございません! (2021年1月26日 17時) (レス) id: 84f4d254db (このIDを非表示/違反報告)
★ - 1つお伺いしたいのですが主人公は女の子ですよね?何故一人称が「僕」何ですか、、?ボクっ娘ですか?! (2021年1月22日 13時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Dell | 作成日時:2020年7月3日 20時