尊重できないもの 12 ページ13
『宗…ここはどう思う?』
「ふむ…丈が長いと思うのだよ」
「小娘 この10段階式フリルはどうだね」
『どこの演歌歌手だよ。そんな要らないって…』
お互いの作品を見せては意見を言いの繰り返しをしてお互いの作品を良くしていく。それが僕と宗の約束していた意見交換会。
懐かしい。昔にもこんな風にやってたなぁ〜なんて思い出にひたっていれば
「小娘手が止まっているのだよ」
なんて言うものだからこいつには思い出がないのかと疑ってしまう
「ごめんなさいね恋ちゃん。宗くんも悪気があるわけじゃないの貴方と作業するのが楽しいからボートしてる恋ちゃんを見て無理させてしまったのではと心配してるのよ」
なんて隣にいたマドねぇ が話す
その話を聞き頬が緩んでしまった僕は思わず宗をみてニマニマしてしまう
「マドモワゼル余計な事を言わなくて良いのだよ!小娘、君もそんな美しくない顔で僕を見るんじゃない!」
『美しくないだとぉ!!!???』
ガタッと椅子から立ってこれ以上話したら喧嘩が始まるという所で、オッドアイの男の子がこちらに来た
「お師さんそろそろ最終下校時間やで〜」
その言葉を聞き時計を見る宗
「ふむ、もうそんな時間か…」
「小娘、続きはまた今度にするのだよ。」
「流石にこれ以上居させたら小僧に叱られるのだよ」と付け足しせっせと片付けをしていく宗
その言葉を聞き確かに僕も帰るの遅いと夏目くんに何故か怒られるんだよなぁなんて思い、片付けを始める
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片付けが終わり宗とオッドアイ男の子。影片くんと言うらしい。
2人に手を振り下校する
外は少し暗くなっていて夏なのにくらい時間ということは本当に帰る時間が遅くなってしまったということだろうか
とぼとぼと歩いてれば久しぶりの景色があった
もう誰もいないけどブランコが風で少し揺れていて、滑り台のイカさんが今日も遊んでくれたなんて喜んでるように見える。
そう、ここの公園は僕にとっては言わば楽園。
あの頃に夢と希望が沢山溢れてて場所。
まぁ、僕の手でそれをひねり潰しちゃったんだけど…
ビュー
公園と僕の間に風が吹き少し目をつぶる
「こんな所でなにしてるノ恋」
目を開ければ目の前に夏目くんが居た
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Dell(プロフ) - ★さん» 初めまして、コメントありがとうございます。当作品の主人公は女の子です。ボクっ娘 となります。注意喚起しておりませんでした申し訳ございません! (2021年1月26日 17時) (レス) id: 84f4d254db (このIDを非表示/違反報告)
★ - 1つお伺いしたいのですが主人公は女の子ですよね?何故一人称が「僕」何ですか、、?ボクっ娘ですか?! (2021年1月22日 13時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Dell | 作成日時:2020年7月3日 20時