【文スト】モブでいい。モブがいい。

42 ページ44

こんにちは柴田です。


私はあれから家を出ていません。


ふふんこれが有言実行というものです！(


....いや本当は外出しようとしたんですよ？


でも皆さん覚えていますか？私の家、探偵社の近くなんですよ。


なんかもう乱歩さんあたりは知っていそうで怖いですよね


そう、それでですね。前家から出ようと思い一応窓から誰かいないか確認したんですよ。


そしたらですね....いたんです。いたんですよ！！


敦くんが！！


次の日も外に出ようと思い外を確認したら今度は谷崎さんいるし！


次の日もまたその次の日も誰かしら探偵社員の方が家の近くにうろついてるんですよ！


怖くないですか？！


家から出れない！


もうそろそろ冷蔵庫の中身が底をつきそうなんですよね...


先輩に頼むなんてどうでしょう。....いやさすがにそれは図々しすぎますね。


だって「家出たくないんで私の代わりに買い物よろしく！」なんてとてもじゃないけど言えませんよ


一応先輩ですし！


え？友達に頼めばですって？


聞いてくださいよ皆さん....私この世界に友達と呼べる人がいないんです...ぐすん


もちろん前の世界にはいましたよ？！とても気の合う友達が！


よく文ストの話で盛り上がってたなあ...


あの子今元気にしてるかなあ...はあ...会いたい...


んんんネガティブモードはやめましょう！



いつでも前を向いて！元気に！しましょう！！



Prrrr....


お、電話ですね。....店長だ。店、大丈夫なんでしょうか...


「柴田です」

『Aちゃん急にごめんね。店の事なんだけどさ、ガラスとかは直ったんだ。もう元通り！』

「それは良かったです！いつ頃開店するんですか？」

『もう明日にでもしようと思ってるんだ！...それでその...頼みにくいんだけどね..』

「はい、なんでしょう」

『あの騒動のせいで従業員の半数が負傷しちゃって...その内重傷の人が3人辞めていったんだ』

「そう、ですか...」

思ったよりも大変そうですね..

『それに休む人がすっごく多いからさ、明日オープンとなると人手が足りなくて...僕も明日いろいろと忙しくなりそうだから代わりに..』

「代わりに？」

『武装探偵社に依頼しに行ってもらってもいい？』

「...........えっ」

いや、いやいやいやいや

「武装探偵社ですよ？！そんな依頼引き受けてくれませんって！武装ですよ！ぶ・そ・う！」



『いやなんかるいちゃんがそこでいいんじゃない？って言ったから』



せんぱあああい！！

43→←41

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す