【文スト】モブでいい。モブがいい。2

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「あの騒動の原因は私達のせいともいえるしね」


そう言う太宰さんの横でブンブンと首を縦に動かしている敦くん


そんな事ありませんよ太宰さん！敦くん！あれ完璧に組合が悪いじゃないですか！


「そういえばさっき三名程って言ってましたけど誰でもいいンですか？」

おっとナイスクエスチョンですね谷崎さん


「なるべく店長に言われた条件に当てはまる人がいいですね」

「どういう条件だい？」

「えっと...記憶力がいい人と服のことをわかってる人、ですね」

顔がいい人、とは言いませんよ


だってここ美男美女しかいませんし。言うだけ無駄ですね。はい


「それ私じゃないか！」


んんん確かにそうだけど...

「すみませんこちらから頼んどいてなんですけど...太宰さんはすぐに女性のお客様を心中に誘いそうなので...すみません」

「あー」

「えー！！..ちょっと敦くんその目はなんだい？！」

そういえば与謝野さんは？与謝野さんはいないんですか？よし、聞こう


...いや待てよ。そういえば与謝野さんと私は店員と客の関係。お互い自己紹介なんてしてないからここで私が「与謝野さんいないんですか？」とか聞いたら完璧に怪しまれますね、太宰さんに。


よく気づいた私よ。

思いきり褒めてやろうぞ。よすよす

....悲しい人みたいですね


あっこの聞き方はどうでしょうか

「あの、こちらに女性の社員の方はいらっしゃいますか？」

「ああ！いますよ！あっ与謝野さんはどうでしょう」

知らないフリ知らないフリ

「与謝野さん...ですか？」

「あ、すみません知りませンよね。多分もうすぐで来ると思いますよ」

よっしゃー！3人中1人は埋まりましたね

あとはもう1人接客係と会計係を...

「太宰ィ！こんな所におったか！この唐変木が！」

「ゲッ国木田くん」

ビンゴー！！

やったね国木田さん！タイミングばっちりすぎだよ国木田さん！

「あの、あの人！」

「え？」

「あの人お借りしてもいいですか？！会計できそう！」

「えーAちゃん何で国木田くんなの?私だって会計くらいできるよ！」

「太宰さんは心中に誘うから駄目ってさっき言われたじゃないですか」

「敦くん今日あたり強くない？」

「よくわからんが...俺で良ければ」


おっしゃ！3人中2人！


この調子であと1人！乱歩さんが帰ってくる前に！



「たっだいまー！」

「乱歩さん、そんなに走るとアイス落ちるよ」









ジーザス！！！！！！

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