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何て呼ぶ? ページ2

森田A。俺からノートと久しぶりのときめきを奪った犯人。



小柄で、ふんわりストレートの淡い茶色。
小動物みたいな、笑うと可愛い子。



…と思ったのは初めだけ。



あ「童貞なの?」



ほぼ初対面の男に平気な顔して聞いてきた。
ありえるの?今時の子って、そんな事聞いてくるわけ?



んーわかんない。相談したいけど…ルームメイトの宮田は彼女いない歴年齢だから無理。



ミツは面白おかしく首突っ込みそう。でも、何だかんだで多分頼るんだろうな…。



ノート取られた翌日、学食でご飯食べてたら森田Aが来た。



あ「よ!ニカちゃん。一人?」



「…あ…」



あ「友達いないの?」



この子、ほんとズケズケと…。



「いるけど、男は女みたいに何でもかんでもつるまないの。
一人でもメシくらい食べるでしょ」



やった!まともに言い返せた!



あ「ふーん。…ね、横いい?」



「どーぞ…」



森田Aは何でわざわざ横に座る?正面空いてるって…これじゃ、カップルみたいじゃん。。。



あ「…何ニヤついてるの?」



「別にニヤついてなんか…」



あ「ねぇ、周り見渡してみて?昨日私が言ったこと、嘘じゃないから」



昨日言ったこと…なんだっけ。
言われた通りキョロキョロしてると、初めて感じる女の子からの視線。



こーゆうの、いつも横で感じてた。



俺にじゃない人に向けて。



あ「ね、ニカちゃんにはファンがいるって言ったでしょ?」



「…うん…へへ、何か嬉しいね」



あ「そーだよ。だから、ニカちゃんもっと自信持って!
私そろそろみんなの視線怖いから行くね」



ニコニコ笑って、森田Aは食べかけのご飯持って去ろうとした。



「…ちょっと、待って!」



思わず腕を掴んだ。



あ「え…?」



「…いてよ。食べ終わるまで」



どんな顔して言ったんだろ。恥ずかしくて思い出すのもやだ。
多分耳まで真っ赤かも。
でも今は逃がしたくなかった。



あ「…うん…」



お盆置いて、おずおずと自分のご飯を食べ出す。
小さな口モゴモゴさせて、まじ可愛い。



「森田さん」



あ「…何?」



「Aって呼んでいい?」



あ「…いいけど。別に」



一切目を合わさず、前向いてご飯食べてた。



当然俺のが早く食べ終わる。
どうしよ…待ってるの、気まずい…。

不器用MAX→←こうなるまでの経緯



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kanon(プロフ) - 大好きなニカちゃんのスピンオフみれて嬉しいです!本編もまだ途中ですがみっくんにものめり込んでます♪でもやっぱりニカちゃん好きなので嬉しいです!ありがとうございました! (2017年2月1日 19時) (レス) id: 21ebf13f97 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2015年10月20日 21時

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