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ナイター中継を見ながら、ちょこちょこ野次ってる重岡くんを眺めながらお弁当を食べる私。
なんだ、このマッタリ感は。
リラックスし過ぎでしょ。
「ねぇ、いつも夕飯こんな感じなの?」
「まぁ。こんなもんやろ、男の一人暮らしなんて。
自炊しようとも思ったけど、めんどいから結局3日も続かんかったし」
「…偏るよ、栄養」
「じゃあ、また作りに来てや」
サラっと言われた言葉。
だけど、そのおかげで今から伝えたい事が言いやすくなった。
この居心地の良さに甘えちゃダメだ。
危うくこのままお暇しそうになった。
「黙んなや、冗談」
「…いいよ、また作りに来る」
「ええって。大丈夫やから、サプリメント飲んでるし」
「サプリメントなんかより、普通にご飯で栄養取った方が良いよ!あのさ、あれは補助食品なんだよ?」
「わかってるわ。飲まんよりマシやろって話」
テレビから視線を逸らさないで言うから、だんだんムカついてきて、リモコンでテレビを消した。
「あっっ!!おい、何で消すねん、今ええとこやろっ」
「だって!…違うの、私はご飯食べにきたわけでも冗談言いにきた訳でも無いの」
「…じゃあ、何しにきたん?」
重岡くんの視線が向けられて、その目は揺れてる。
「あのね…返事をしに来た。重岡くんが、好きって言ってくれた事への返事」
ソワソワして、緊張して体が震えてきた。
それを隠すために正座に座りなおすと
何故か重岡くんも正座をして対面に座り直した。
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ひろちゃん(プロフ) - 何回読んでもいいお話( ; ; )占ツクで散々色んなの読んできてどれも素敵だったけど、ほんとにほんとにこの作品が一番大好きです(>_<)物語も綺麗でほんとに大好きな作品です!これからもたくさん書いてください!ほんとにファンです!! (2019年1月4日 1時) (レス) id: b3980d9be3 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 恋夏さん» コメントありがとうございます^_^読み手の方に少しでも喜んで頂けた作品になり、とても嬉しく思います。最後まで読んでくださりありがとうございました! (2018年10月3日 19時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - green songさん» お返事が遅くなり申し訳ありません(;o;)久しぶりに自分で読み返してみて、改めて重岡くんみたいな人が側にいたら良いのに…と自画自賛してしまいました笑。拙い文章でしたが、喜んで頂けて嬉しいです。最後まで読んでくださりありがとうございました! (2018年10月3日 19時) (レス) id: df93a5c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
恋夏 - 最後本気で号泣してました!とてもいいお話でした。最高です! (2018年10月1日 22時) (レス) id: bda6d95fa7 (このIDを非表示/違反報告)
green song - とてもいいお話でキュンとしました!!また読み返したくなるお話です!また素敵なお話をお願いします!! (2018年3月28日 12時) (レス) id: 702ccfe687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2018年3月11日 10時