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「送ってくれてありがとう。…1日、楽しかった。」
北山「俺も。色々付き合わせた上に、ご飯作らせちゃって悪かったな。
うまいパスタ屋探しておくわ」
「…うん、楽しみにしてる。…今日も、走って帰るの?」
北山「え?あーそだな、走って帰るわ(笑)
この前は、前の日にTVで見た幽霊特集いきなり思い出しちゃってさー…」
「あ!私もそれ見た!怖かったー!!あーゆうのさ、見たくないけど見たくなるんだよね〜」
北山「そうそう。あーゆう時ってひとり暮らしツラいよな」
つい、また話が盛り上がってしまった。
北山「やべ、本気で遅くなった。帰るね、おやすみ」
「うん、おやすみー」
結局バイバイしたのは23時前。そして、ふと気づくと、しまった…パーカーそのまま着てきてしまった。
ま、今度洗って返せばいっか。
それより気になるのは、『さっきの話』だ。
二人の間で交わされた会話を思い返していくけど、特にコレといった話題が思い出せず…。
ま、いっか。そのうち分かるでしょ。
そう思って、お風呂のスイッチを入れた。
ーーーーーーーーーーーーー
〜北山・side〜
今夜も一人、早足で家路へ急ぐ。
この前みたいにTV思い出して夜道にビビってる訳じゃない。
さっきまでの自分の行動や言動のアレコレが恥ずかしすぎて、明日会社でどんな顔して会えばいいのか分からない。
意味…分からなくて良かった…。
俺、何であんなこと口走ったんだろ。
『北山くんて、一緒にいると好きになりそうになるね』
『高橋なら、いいよ』
『高橋なら、好きになってもいいよ…』
危うく、勘違いしそうになった。
あいつが、あんな風に見つめてくるからだろ。
あれは、ほんっとに悪い癖。今度指摘しなきゃだな。
…高橋は、じっと見つめてくる癖があるのかな。
でも、あんな風にされたら、勘違いしそうになるだろ。
1番対象外にしてたポジションの子に、本能で手を出しそうになってしまった。
「あ゛ーーーーっ…もうっ…」
やっぱ、今度注意しよ。
あんな風に、何とも思ってない男を見つめるなって。
友達として、変な虫つかないように守ってやるのは当然だよな?
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さくらんぼ(プロフ) - えりんぎさん» えりんぎさん、コメントありがとうございます♪今久しぶりに読み返して、もどかしい。。。笑となりました。楽しんで貰えて嬉しいです(о^∇^о)1年前の作品なのに、なんだか懐かしくてほっこりです♪ (2017年1月21日 17時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ(プロフ) - その後の北山君のシーン見ちゃうとなんか切ないです・・・笑 あ〜日奈ちゃん・・・って笑 (2017年1月21日 13時) (レス) id: 424e396b6c (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ(プロフ) - こんにちは!! みっくんファンのえりんぎです♪lucky colorとってもおもしろくて一気に読んじゃいました!! このもどかしい関係・・・ どうなるのかとっても楽しみです!! でも主人公ちゃん、「同期なんかめんどくさい!!」って言っちゃうなんて・・・笑 (2017年1月21日 13時) (レス) id: 424e396b6c (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - 由貴さん» コメントありがとうございます!part2に続いてますので、是非読んで貰えると嬉しいです♪ (2016年1月14日 17時) (レス) id: 5b67c43cb7 (このIDを非表示/違反報告)
由貴(プロフ) - こんばんは!!凄く良いですね!!続きが気になります!! (2016年1月13日 22時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2015年12月27日 16時