あの少女はとある一族の生き残り

幸せ ページ49

｢お、おい...何で泣くんだよ...！｣

急にAが泣いた為、オビトは慌てる

｢だって...そう言われたの初めてだから...｣

と泣きながらAは言う

｢...そっか｣

その時...

｢A！｣

背後からミナトの声がした

｢あ、お父さん！今行く！｣

｢また明日な！｣

｢うん、また遊ぼう！オビトありがとう｣

｢おう。...まださっきの話はしていないのか？｣

｢うん...。今まで言うか言わないか迷ってた...けど、オビトに会ったおかげで言うことにした｣

｢Aなら大丈夫さ！心配ねぇよ！｣

｢オビト...。うん！｣

Aはオビトに笑顔で頷くとミナトの元へ走っていく

｢おかえり、A｣

｢ただいま、お父さん！｣

Aはミナトに抱きつく

｢わっ！いきなりどうしたんだい？｣

｢今日はちょっと甘えたいだけ｣

｢ﾌﾌ そっか。さ、クシナも待ってるし帰ろうか｣

｢うん！｣

と手を繋いで帰っていくミナトとA

｢Aのやつ幸せそうじゃん｣

そんなAの姿を見ていたオビトはぽつりと呟き見えなくなるまで2人の後ろ姿を見送っていた

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