天才鬼殺少女は笑えない【KZ】【KZ×鬼滅】

#さすが ページ35

はい。2日サボりました。サボり魔MIRAIです。

彩目線です。

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「俺が先に行く！！」

「お前はガクガク震えながら後ろをついて来な！！」




刀に手を当てながらドドンッという伊之助。




昔から変わってないなぁ…。




「腹が減るぜ！！」




さすが伊之助。




「伊之助…」




炭治郎は呆然と伊之助の方向を見ていた。そして善逸は1人ブルブル震えていた。




「腕が鳴るだろ…」




言ってる事は正論だよね。




炭治郎と善逸は森の中へと入っていく。




私は2人が完璧に見えなくなるのをみ、木の上がふわりと降りる。




『やっぱりここは"上弦の伍"のすみか…』





私は眉間にシワを寄せる。





昔マリンというこの時代では珍しいあだ名を持った友達が居た。本名は真理子だけどね。





私が7歳ぐらいの時に会った。マリンは噂好きで鬼殺隊でも無いのに鬼の情報が豊富にあった。





"上弦の伍"。それは鬼としては珍しい"家族"を作って共に生活をする。見た目は奈子ぐらいの可愛らしい男の子。




あまりにも印象が強くてよく覚えてる。




今ではマリンも…殺されちゃったけど。




『行くしかないか…』




本当は行くのが怖い。




"伍"を見てしまうと又"奈子"の事を思い出してしまう。




無性に私は死にたくなる。





"死なないで"可愛らしい声が私の頭に響いた。




『分かってるよ奈子』




貴方の仇を取るまで何があっても死なない。




私は笑う。




掠れた声で。




こういう時は感謝しなちゃ。"鬼子"だって。





鬼の血が混ざっている私は他の人より死ににくい。




それに"鬼子"の時間がないと感情を取り戻せない。




『私が殺したいのは私自身』




言い聞かせるように語る。




『鬼子の私に"未来"なんて無い』




"鬼子"の私は幸せになってはならない。





だから





私は





今日も







明日も









"鬼を狩る"

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